麻雀には多くの役がありますが、その中のひとつに「七対子(チートイツ)」と呼ばれる役があります。
七対子は比較的よく見かける役のひとつですが、その成立条件はほかの役と比べるとかなり特殊です。
本記事では、七対子という役の成立条件や点数、複合しやすい役などを説明します。
併せて、七対子のメリットや狙うときの注意点についても説明するので、七対子について詳しく知りたい初心者の方は、ぜひ参考にしてください。
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麻雀の七対子(チートイツ)とは?成立条件や点数を解説
七対子は、漢字のとおり「対子」を「7組」集めることで成立する2翻役です。
一般的に麻雀の役は、「4つの面子+1つの雀頭」の形を整えることで成立しますが、七対子は一般的な形とは大きく異なる形で成立する役といえます。

上の牌姿では、「1萬」「2筒」「8筒」「3索」「東」「白」の6種類の牌が対子になっており、七対子をテンパイしています。
手牌に1枚しかない「4萬」が対子になれば七対子が成立するので、上の牌姿のアガり牌は「4萬」です。
七対子は成立条件もほかの役とは大きく異なりますが、点数計算もほかの役とは異なるのが特徴です。
点数を覚えている方に「2翻役の点数は?」と聞けば、「2,000点」や「2,600点」、「(符ハネして)3,200点」などといった答えが返ってくるでしょう。
しかし、七対子の点数は「1,600点」であり、ほかの2翻役の点数とは大きく異なります。
これには、七対子の符計算が特殊であることが関係しているのですが、符計算は麻雀初心者の方にとって鬼門ともいえます。
イレギュラーな役の七対子の符計算を考えようとすると、一般的な考え方までわからなくなってしまうかもしれません。
麻雀に慣れてきたら符計算を経て七対子の点数計算をしてもよいですが、初心者のころは七対子の点数に関しては機械的に暗記してしまうのがおすすめです。
麻雀で七対子(チートイツ)が発生する確率
麻雀で七対子が発生する確率は、2.0%~3.0%程度といわれています。
単純計算では33~50回程度対局すれば1回はアガることになる程度の出現率なので、比較的よく見かける役といってよいでしょう。
麻雀で高打点を目指した手作りをしたいとき、2翻役は大きなカギを握ります。
ただし、2翻役の中には三色同刻(約0.04%)や三槓子(約0.005%)のように出現率が低く、意図的に狙うのが難しいものもあります。
七対子は、対々和(3.0%~5.0%)や三色同順(3.0%~4.0%)と並んで出やすい2翻役なので、打点が必要なときにお世話になる機会が多い役といえるでしょう。

麻雀の七対子(チートイツ)のメリット
七対子は成立条件が特殊な役ですが、その特殊性によるメリットがいくつもあります。
メリットを把握したうえで七対子を狙うことで、麻雀での勝率をより高めることが可能です。
麻雀の七対子のメリットを、以下で説明します。
高打点を狙いやすい
七対子を狙う場合、7種類の牌がすべて対子で手牌に組み込まれます。
そのため、ドラが含まれる場合は必然的に2枚になって2翻アップするので、高打点を狙いやすいのが魅力です。

上の牌姿をリーチしてツモった場合、「リーチ、ツモ、七対子、ドラ2」の6翻でハネ満になります。
裏ドラが乗っていたとすると、ドラと同じく必ず対子で乗ることになるので、「リーチ、ツモ、七対子、ドラ2、裏ドラ2」の8翻で倍満です。
ドラを含んだ七対子は、高打点を狙いたいときの選択肢のひとつとして覚えておくとよいでしょう。
待ちを自由に決められる
七対子は必ず単騎待ちになるので、待ちを自由に決められるのも魅力です。
一般的な手でテンパイをすると、両面待ち、カンチャン待ち、シャンポン待ちなど、どのような待ちになるにせよ、埋まっていない塔子に応じて待ちが決まります。

たとえば、上の牌姿では「2萬-3萬」の塔子が埋まっていないので、待ちは「1-4萬」になります。
一方、七対子のように単騎待ちのテンパイでは、単騎を変えることで待ちを自由自在に変更することが可能です。

たとえば、上の牌姿の待ちは「2筒」ですが、ツモってきた牌が「2筒」よりよい待ちだと思えば、「2筒」を切ってその牌を手牌に入れることで待ちを変えられます。
ドラ単騎待ちにして高打点を狙うのもよし、山にありそうな待ちにして確実なアガりを狙うのもよし、点数状況や戦略に応じて待ちを決められるのは、単騎待ちならではのメリットです。
守備にも向いている
七対子の条件は対子を7種類作ることだけであり、どのような牌で対子を作るかについての条件は設けられていません。
そのため、他家にとって不要であろう牌の対子が手牌にあれば、他家から先制リーチを受けた場合でも守備に困りにくいです。
たとえば、以下のような牌姿で七対子のイーシャンテンになっていたとし、「南」と「中」がそれぞれ1枚ずつ場に出ていたとしましょう。

このとき、他家から先制リーチを受けたとしても、当たりにくいであろう「南」や「中」を対子落としすることで、リーチに対応できます。
リーチ者が「4萬」や「6筒」を切っていたとすれば、「1萬」や「9筒」も当たりにくい牌候補になるので、かなり安全に対応することが可能です。
また、リーチ者に対する危険牌をもってきたとしても、その牌を2枚もってくれば、手牌の構成を変えながら七対子のテンパイを復活させられる可能性もあります。
攻撃一辺倒ではなく守備のことも考える必要がある場合の手としても、七対子は優秀です。
風牌や端牌などの出やすそうな待ちのときはリーチで吊り出せる可能性もある
七対子の待ちとして選んだ単騎の牌の種類によっては、リーチをかけることで他家から吊り出せたり、降り打ちを狙ったりすることもできます。
たとえば、以下のような牌姿で「9萬」待ちの七対子をテンパったとしましょう。

このとき、以下のような捨て牌でリーチをかけたとします。

他家はリーチに放銃しないように、現物やとおりやすそうな牌を切って対応するはずです。
ベタ降りする人は現物を切るはずですが、チャンス手をもらっている人は手牌の形を保とうとしながら進行するため、「とおってはいないもののとおりやすそうな牌」を切ることもあるでしょう。
「とおりやすそうな牌」としては、「序盤に切られている牌の外側の牌」である「1筒」「7筒」「8筒」などが挙げられます。
同様に、「現物のスジの牌」である「9筒」「9萬」「8索」などもとおりやすい牌として考えられやすいですが、実際にはこの中の「9萬」が当たり牌です。
このように、麻雀のセオリーを知っていれば「とおりやすそうな牌」がわかるので、それを逆手に取ってリーチをかけるのも、七対子の戦略のひとつといえます。

麻雀の七対子(チートイツ)の注意点
2翻役であり、ドラや裏ドラが絡む場合は必ず2枚絡む七対子は、打点が必要なときに狙いたい役です。
しかし、狙うにあたって注意しなければならない点もいくつかあります。
麻雀の七対子に関する注意点を、以下で説明しましょう。
面前でしか成立しない
麻雀の役には面前でしか成立しないものと、鳴いても成立するものがありますが、七対子は前者の役です。
そのため、七対子を狙うときは鳴きを封印しなければなりません。
といっても、「ポン」や「チー」といった鳴きをする場合は、3枚の牌を1セットとして考えます。
七対子では、「3枚」ではなく「2枚」の牌を1セットとして考えるので、鳴くことができないのは必然です。
同じ牌を4枚使う形やカンをすると成立しない
七対子は手牌で対子を7組作る役ですが、麻雀には同じ牌が合計4枚あります。
そのため、同じ牌4枚をすべて手牌で使い、「対子×2」とすることで七対子を成立させることはできるのか、と考える方もいるかもしれません。

たとえば上のような牌姿で、4枚の「3萬」を「2枚の3萬×2」ととらえてよいのかですが、これは認められません。
同様に、同じ牌が4枚手牌にある場合は「カン」をすることも可能ですが、カンをしてしまうと七対子は成立しなくなります。
あくまでも「2枚のセット」を作る役だと考えて、手牌構成を考えるようにしましょう。
なお、三麻だとルールによっては4枚使いの七対子が認められる場合があります。
そのため、先ほど例に挙げた牌姿は、「発」待ちで七対子のテンパイをしていることになります。
初めてのルールで三麻を打つ場合は、4枚使い七対子が認められているかどうか、事前に確認しておくとよいでしょう。
一盃口や二盃口とは複合しない
一盃口は同じ形の順子2組を1セット作った場合に成立する役で、二盃口は同じ形の順子2組を2セット作った場合に成立する役です。
これらのアガり牌姿を見てみると、七対子によく似たパーツが含まれていることがわかります。


上の牌姿は一盃口のアガり形で、下の牌姿は二盃口のアガり形ですが、とくに二盃口のほうは形を見れば七対子とまったく同じです。
しかし、七対子は一盃口や二盃口とは複合しません。
それは、七対子と一盃口や二盃口では牌のとらえ方が異なるからです。
七対子では手牌を「7組の対子」としてとらえているのに対して、一盃口や二盃口では「同じ形の順子2組」としてとらえています。
牌のとらえ方が根本的に異なる役同士が、結果的に似たような形に見えているだけです。
そのため、七対子をアガったとしても、その際に一盃口や二盃口が複合することはありません。
符計算が特殊なので点数は暗記してしまうのが賢明
冒頭でも少し触れましたが、七対子は符計算が少し特殊であり、それゆえに点数も一般的な2翻役とは異なります。
符計算は麻雀初心者が中級者になる際の壁のひとつですが、七対子はイレギュラーな役なので、符計算を踏まえて点数計算をしようとすると大変です。
そのため、七対子の点数計算は符計算を経ずに暗記してしまうのがよいでしょう。
七対子の翻数と点数の関係は、以下のとおりです。
- 2翻の七対子(七対子のみ):1,600点(ツモだと400、800)
- 3翻の七対子(七対子、タンヤオなど):3,200点(ツモだと800、1600)
- 4翻の七対子(七対子、ドラ2など):6,400点(ツモだと1,600、3,200)
5翻は満貫、6翻はハネ満になり、それ以降は普通の役と計算が同じなので、2翻~4翻の計算は暗記してしまうのがおすすめです。

麻雀の七対子(チートイツ)と複合しやすい役
七対子は形が特殊な役ではありますが、複合しやすい役もいくつかあります。
七対子と複合しやすい役を、以下で紹介しましょう。
タンヤオ
タンヤオは、字牌と1,9の数牌を除いた2~8の数牌のみで手牌を構成することで成立する1翻役で、鳴いても成立します(1翻なので食い下がりはなし)。

上の牌姿の待ちは「8筒単騎」で、アガることで七対子とタンヤオがどちらも成立します。
混一色
混一色は、手牌を「萬子」「筒子」「索子」のどれか一種類+字牌だけで構成することで成立する役で、門前なら3翻、鳴くと2翻です。
七対子は鳴くと成立しない役なので、七対子と混一色が複合する場合、混一色は必ず3翻役になります。

上の牌姿の待ちは「8筒単騎」で、アガることで七対子と混一色がどちらも成立します。
混老頭
混老頭は、手牌を萬子・筒子・索子の1,9牌と字牌、いわゆる「ヤオチュー牌」のみで構成することで成立する2翻役です。
鳴いても食い下がりはありませんが、七対子は面前でしか成立しない役なので、七対子と混老頭が複合する場合は必ず面前になります。

上の牌姿の待ちは「1索単騎」で、アガることで七対子と混老頭がどちらも成立します。

七対子(チートイツ)は成立条件が特殊な2翻役!麻雀で狙ってみよう
七対子は、手牌で対子を7組集めることで成立する2翻役です。
「4組の面子+雀頭」という麻雀の基本的な考え方からは大きく外れる役なので、独自の成立条件をきちんと把握しておかなければなりません。
そもそもが2翻役であることに加えて、ドラや裏ドラが含まれる場合は必ず2枚になるので、高打点を狙うときに重宝します。
その一方で、字牌や他家の不要牌を手牌に組み込みやすいことから、守備に回らざるを得ないときにも対応しやすい役です。
さまざまなシーンで活躍する役なので、成立条件を把握して麻雀で狙ってみましょう。