「麻雀が弱い人」の特徴と改善方法!初心者が強くなるためのコツと練習法を解説

「麻雀が弱い人」の特徴と改善方法!初心者が強くなるためのコツと練習法を解説

麻雀は運と技術が絶妙に絡み合うゲームですが、何度プレイしても勝てないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

実は、麻雀で弱いと言われる人にはいくつかの共通した特徴があります。

この記事では、麻雀が弱い人にありがちなミスや特徴を深掘りし、それを克服するための基礎知識や対策方法をわかりやすく解説します。

目次

麻雀が弱いの特徴

麻雀が弱いの特徴

麻雀が弱いと言われる人にはいくつかの共通点があるのです。

この共通点を把握し、改善することで「麻雀の弱い人」から脱却する一歩を踏み出せます。

ここからは、以下の具体的な特徴を挙げ、それを改善するためのヒントを解説します。

麻雀が弱い人の特徴
  • 牌効率を考えられていない
  • 自分の手牌に集中し、場を見ていない
  • オリる選択肢を持っていない
  • 鳴きが上手に使えていない
  • 心理的要因も麻雀に影響する

牌効率を考えられていない

麻雀のアガりの形は「4メンツ1雀頭」となっており、手牌が配られたら他の3人のプレイヤーよりも早くこの形を完成させなければなりません。

この「早くアガりの形」に近づけることを「牌効率」といいます。

牌効率は、ツモ牌を含めた手の形から、どの捨て牌をすれば、効率的なのかを判断することです。

牌効率をマスターするのは、慣れるまでは難しいのですが、慣れてしまえばパッと判断することができます。

詳しい牌効率については後述しますが「孤立牌は早めに切っておく」という部分については、意識するだけで手牌の組み立てが変化するのを実感できるのではないでしょうか。

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自分の手牌に集中し場を見ていない

自分の手牌を見ているだけでは、なかなか勝率を上げられません。

自分の手に集中するあまり、相手の捨て牌を見ておらず「回避できた」と後悔することもでてきます。

相手の手牌が「どうなっているのか?」と気になっても、覗き見ることはできず、相手の捨て牌のみがヒントとなるのです。

具体的には、以下のような判断基準があります。

  • チャンタ系の手(捨て牌に中張牌が多い)
  • 混一色清一色(捨て牌に特定の数牌が捨てられていない)
  • 七対子系の手(字牌が中盤に捨てられ、染め手の雰囲気もない)

最初はなかなか慣れないとは思いますが、安全牌を探したり、「相手の手牌がどの役を狙っているか?」といった点を見る意識をするようにしましょう。

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オリる選択肢を持っていない

麻雀は、点数を多く稼いで1着を目指すゲームです。

そのため、誰もが思うことは

「点数を稼ぐために、いっぱいアガってやるぞ!」

ではあるのですが、麻雀は1局に対してアガれるのはたった1人なのは、誰もが知っていると思います。

そのため、単純にアガれる確率は「25%」と、麻雀はアガれない時間のほうが長いのです。

そこで、重要になるのが「守り」、つまり「上手にオリられる」かどうかが、重要になります。

以下に表でまとめましたが、Mリーガーのプロ雀士でもアガり率は20%前後となっておりアガりよりも守りも大事ということが分かるはずです。

プロ雀士名アガり率
多井隆晴21.39%
小林剛24.33%
内川幸太郎22.88%
前原雄大22.13%
佐々木寿人21.39%

※2021年までのMリーグのレギュラーシーズン

上記の表を見て、上手にオリられるかどうかが、麻雀が弱い人・強い人の分かれ道であることを知っていただけたと思います。

勇気をもってオリる選択肢をもって一度プレイしてみるのも、麻雀が上達する一歩です。

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鳴きが上手に使えていない

アガることを目指すあまり、麻雀の弱い人は鳴きを多用しすぎる傾向があります。

ネット麻雀で競合の集まる「天鳳」では鳴きを多く使うプレイヤーが多くいる傾向があるため

「鳴いたほうが麻雀は強いのでは?」

と思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、この鳴きは「目的と理由」がハッキリとしているからこその鳴きであり、むやみに鳴いて勝てるものではありません。

鳴いてしまうと「食い下がりが発生し点数が下がる」「手牌が少なくなり振り込んでしまうリスクがあがる」といったデメリットも発生します。

どんどん鳴いてアガることも大切ですが、デメリットを知り「鳴いてからのゲーム進行」をブレずに行うことが重要です。

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心理的要因も麻雀に影響する

麻雀は駆け引きが重要なゲームとなっており「心理的な要因」も麻雀の弱い・強いにも現れます。

麻雀は運の要素もあり、すべてが上手くいかないことも麻雀というゲームの醍醐味です。

そのため、そのたびにメンタル面がブレていたら、正確な判断ができず、どんどん負けていく一方になってしまいます。

アガれることはレアだと思い、ジッと凌ぐことも大切です!

顔には出さないように「冷静」なプレイをすることを心がけてみましょう。

麻雀が弱い人へ!強くなるための基礎知識

麻雀が弱い人へ!強くなるための基礎知識

麻雀が弱い人のままでは、麻雀自体もつまらなくなってしまい

「もう、麻雀はやめよう」

となってしまう人もいます。

しかし、麻雀はいろいろな思考や判断方法など、勉強すればするほど、麻雀はおもしろくなってくるのです。

ここからは、麻雀が弱い人または初心者のプレイヤーが抑えるポイントはどこかについて触れて、以下の内容について詳しくご紹介します。

  • 牌効率を学ぶ
  • 安全牌の探し方
  • 有効的な鳴きを駆使する

牌効率を学ぶ

牌効率は「ツモ牌」を含めた手牌から「どの捨て牌が最速でアガりに近づけるのか」を理論的に考えられている方法のことです。

どの牌を捨てれば「◯種◯牌」だ。

と判断するのは、最初のうちは難しいので、初心者の方や麻雀の弱い人が意識するポイントを以下にまとめました。

  • 孤立牌から切る
  • 1・9の数牌でくっつきのない牌を切る
  • 2・8の数牌でくっつきのない牌を切る

この3ポイントの牌を意識することで、素早い手作りができるようになります。

慣れてくれば「この牌が一番受け入れ枚数が多いな!」と分かるようになりますが、手役や場の状況によっても牌効率がすべてではありませんので、基本的な判断基準として利用するのがおすすめです。

安全牌の探し方

麻雀では危険を避けるための「安全牌」を見極めることが重要です。

その中でも、最もリスクが少ない方法が「ベタオリ」です。

ベタオリとは、他家に当たる可能性のある牌(他家の捨てた牌はアガれないため)を一切切らず、安全と判断できる牌のみを切る守備的な戦略です。

特に終盤で相手がテンパイしていると予測される場合、ベタオリを徹底することが有効です。

さらに、安全牌にはいくつかの種類があり、それぞれの特徴を理解しておくと、より柔軟に対応できるようになります。

代表的なものとして「スジ」「裏スジ」「ノーチャンス」「ワンチャンス」があり以下の表にまとめました。

スジ相手が2.3を持っており1.4が当たり牌の場合。
1が捨ててあれば4は安全とする考え方。
スジの種類は以下のとおり。
1-42-53-64-75-86-9
裏スジ相手がテンパイの前2.2.3を持っており、2を捨ててリーチをかけて仮定した戦法。
このケースは2を捨ててリーチなので、1.4は危険な牌として注意する。
ノーチャンス1や9の牌が4枚捨てられた場合。
1.2と8.9を持ったペンチャン待ちは無いため、3と7は安全牌として見る考え方。
ワンチャンス1や9の牌が3枚捨てられた場合。
1.2と8.9を持ったペンチャン待ちの可能性は低いと判断する考え方。

上記の方法で100%安全牌はベタオリのみとなりますが、根拠のある捨て牌をするために重要となります。

有効的な鳴きを駆使する

手役に向かう鳴きの判断材料スピードを狙う鳴きの判断材料
鳴いた手役にドラが多めに絡む
鳴いても満貫ラインが狙える
役牌を絡めた混一色が狙える
清一色に手牌が寄っている
トイツ手で役牌が絡んでいる
配牌時で鳴いて、テンパイまで早そう
クイタンといった比較的アガれそうな配牌
供託があり、安めでも大きな稼ぎが期待できそう
鳴いてテンパイが見込める
他家の親を流したい場合

麻雀での「鳴き」はデメリットも多くはなりますが、アガるために有効的に使用することはとても大切です。

鳴きを判断する際には、「手役を狙うのか」「スピードを重視するのか」という2つの基準を明確にすることが重要となります。

手役重視の鳴きでは、高い点数を目指すため、役が成立する形を優先的に鳴きます。

この場合、鳴きの回数を減らして門前でのリーチや役を狙った結果、鳴きという選択肢となるでしょう。

一方で、スピード重視の鳴きでは、他家の進行を見極めながらアガりを優先し、テンパイまでの効率を重視します。

このような鳴きは、特に防御力を捨ててスピード勝負に徹する必要があるため、バランス感覚が重要です。

鳴きはデメリットも多いですが、アガりまでのスピードを上げるために重要です。

鳴きどころを上手く判断できると1ステップ上の麻雀打ちになることができます。

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弱い人が陥りやすい「麻雀初心者の負けパターン」

弱い人が陥りやすい「麻雀初心者の負けパターン」

麻雀が弱い人の負けてしまうパターンは多く、知っておけば「負けパターンにならない打ち方」をしようと意識するようになるはずです。

例えば、無計画に鳴きすぎて手を崩してしまったり、守るべき場面で攻めすぎて放銃することが挙げられます。

これらの負けパターンを理解し、改善策を考えることで、初心者の壁を超えたプレイが可能となるのです。

ここからは、下記のポイントについて、ここからは詳しくご紹介します。

  • むやみにリーチをかける
  • 決断の基準を決めていない
  • 点差を含めた場況を見ていない

むやみにリーチをかける

リーチはテンパイ宣言になり、相手の動きを止める有効手段ではあります。

しかし、むやみにリーチをかけることにはリスクもあるのです。

特に、待ち牌が場に多く切られている場合にはアガれる確率が減り、相手に振り込む可能性が高くなります。

また、リーチを宣言することで、自分自身がオリられなくなるデメリットも生じるのです。

リーチは強力な攻撃手段ですが、局面によってはダマ(リーチをせずに待つこと)を選択した方が得策な場合もあります。

即リーチは強い方法ではありますが、追っかけリーチの場合には、いったん考えることも大切です。

決断の基準を決めていない

麻雀は「選択のゲーム」と言っていいほど、毎順判断することがでてきます。

その中で、決断の基準を持たずにプレイしていると、手が中途半端になりやすく、結果として勝率を下げてしまいます。

例えば、最速でテンパイを目指すのか、高打点を狙うのか、初期の方針を決めていないと、手牌がブレてしまいます。

その他の判断基準は以下のとおりです。

  • トイツ・コーツ手orシュンツ系
  • リーチorダマ
  • メンゼンor鳴きか
  • 役牌を鳴くのか
  • 安全牌を持ったまま進行するか

手役を構築する際には「トイツ・コーツ手を狙うべきか、シュンツ系にするべきか」といった選択も出てきます。

上記で挙げた選択肢の基準を明確にしておくことで、効率的な手作りが可能になります。

まずは基本的な判断である、鳴くのかメンゼンか、染め手にするかしないのか。

といった判断から少しずつ始めてみるのがおすすめです。

点差を含めた場況を見ていない

麻雀は点数を稼ぐゲームにも関わらず、麻雀の弱い人は、どこか見落としがちになっています。

トップとの差だけを意識するのではなく、前後の着順との点差を確認しながら、着実に順位を上げる戦略が重要です。

特に最終局面では点差を把握していないと、思わぬ逆転を許してしまうこともあります。

また、それまでの点数をキープすることも大切です。

「この点数で終われば順位は安定する」

といった意識を持つことで、無理な勝負を避け、安定した結果を狙えます。

こうした視点を持つことで、点数管理がしやすくなり、より効率的な打ち回しができるようになるでしょう。

麻雀で点数を意識しないのは、麻雀が弱い人のあるあるです。

まずは前後の着順の点差からでも意識するようにしましょう。

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麻雀が弱い人と打つときの上級者の対応

麻雀が弱い人と打つときの上級者の対応

麻雀が弱い人・初心者とプレイする際、中級者や上・級者はどうしたらよいのか、悩むことはありませんか?

そんなときは、ゲームをより楽しめるようにルールを工夫するのがおすすめです。

例えば、ハンデを設けることで初心者も勝つチャンスを増やし、ゲームのバランスを取ることができます。

具体的には以下のとおりです。

  • 点数を事前に加算してスタート
  • 初心者にだけドラを増やす
  • 2翻しばり
  • ウマを特定のプレイヤーを基準に設定

上記のルールは、麻雀の弱い人・初心者の練習にもなり、麻雀を覚えるモチベーションを高める効果もあります。

一方で、上級者にとっても、いつもとは異なる戦略が求められるため、新たな楽しさを感じられるでしょう。

色々な変則ルールはありますが、麻雀は運要素もあるため、一局だけなら大勝できる可能性も十分です。

あえて通常通り打ち、波乱の展開になるのも面白いかもしれません。

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麻雀が弱い人は共通点を把握して克服しよう!

麻雀が弱い人は共通点を把握して克服しよう!

麻雀で勝率を上げるためには、弱い人が陥りがちな特徴を理解し、それを克服することが大切です。

点差を意識しない、守備を軽視する、手役にこだわりすぎるといった行動が、負けにつながる主な原因です。

点差を把握することで無駄な勝負を避けられるようになり、安定した結果を目指せます。

また、守備力を鍛えることでリスクを抑え、相手の攻撃をしのぐ場面が増えてくるはずです。

どの改善もすぐにできる簡単なことばかりなので、今日から実践するように心がけ、勝率アップを目指して、一歩ずつ成長していきましょう!

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この記事を書いた人

麻雀歴30年。全国の麻雀大会での優勝経験、麻雀初心者講座の講師。

麻雀をより多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、「初心者でもわかりやすく麻雀を学べるサイト」をコンセプトにこのサイトを運営しています。

特に初心者に向けた解説やルール説明に力を入れ、誰でも気軽に麻雀に親しめるように目指しています。

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