- 「麻雀のドラってどの牌を指すの?どの牌を見たら分かるの?」
- 「麻雀のドラって何?どんな種類があるの?」
このようなことでお悩みではないですか?
「ドラ」という麻雀用語はよく聞くけど、どれがドラなのかわからない…
どのようにドラを使ったらいいのかわからない…
この記事ではドラの表示牌はどれなのか、どの牌がドラなのかを解説します。
最後まで読むと麻雀のドラのことが理解でき、有利に麻雀を打つことができるようになるでしょう。
麻雀のドラとは?
麻雀のドラとは、もっているだけで1枚につき1翻加算される便利な牌のことです。
この「ドラ」があるかないかであがったときの火力が大きく変わってきます。
しかし、ドラは便利な牌で1翻の加算はされるものの役としては成立しません。
ドラを活かすためには、何かしらの役を1つ以上作る必要があります。例えば、あがり役がリーチのみでドラが1枚でもドラの分で1翻の加算はされます。
役がリーチのみでも、仮にドラが3枚あったとしたらそれだけで満貫の役にもなり得るというわけです。
ドラは小さな役でも大物に化けさせることのできる、可能性を秘めた存在である牌です。
ドラを集めて役を重ねることでその手が役満を成立させることもできます。
上手く活用し、役を大物へ昇華させて優位にゲームを進行させましょう。
麻雀のドラ表示牌はどこ?めくる場所を解説
麻雀のドラ表示牌は、王牌(山の最後に残す上下7枚ずつの牌のこと)の上段の3列目の牌です。
上段3列目の牌を表にしてドラ表示牌とします。
ドラは、ドラ表示牌の並びの次の牌です。
例えば筒子の5がドラ表示牌だった場合は次の数である筒子の6がドラになります。
数牌の9がドラ表示牌の場合は1がドラです。
また、字牌がドラ表示牌になった場合、風牌なら東→南→西→北→東のように、三元牌の場合は白→發→中→白のようにドラが決まります。
麻雀におけるドラの決め方
山を積んだら、まず配牌を始める場所をサイコロで決めましょう。
サイコロを2つ振り、東家から反時計回りにサイコロの出た分を数えます。
例えばサイコロの目が合わせて7なら、東家から7つ数えた先、つまり西家の山から牌を取ることになります。
引く場所が決まったら次は配牌です。
牌を取る山の右側からサイコロの出目の数だけ牌を残したあと、各プレイヤーは4枚ずつ3回牌を引いていくのです。
このとき残した牌の左端から3列目の牌をめくり、表に向けた牌がドラ表示牌です。
各対局ごとにこの一連の動作はおこない、ドラ表示牌のある山の場所もその都度変わります。
麻雀におけるドラの種類
ドラは基本的には山のドラ表示牌の次の牌です。
しかし、中には特殊なドラもいくつか存在して、ドラとして成立するためには条件がある場合もあります。
特殊なドラの種類を条件とともに見ていきましょう。
裏ドラ
ドラ表示牌の真下の牌の次の牌を裏ドラと言います。
この牌はリーチをかけてあがった場合のみ成立するドラです。
リーチをかけてツモあがり、もしくはロンあがりしたときにドラ表示牌の真下の牌をめくって該当する牌があれば点数に加算されます。
鳴いてあがった場合は裏ドラは成立しません。
もちろん、裏を向いている牌なのであがるまでどの牌が裏ドラになるかはわかりません。
つまり、裏ドラはリーチであがった人だけが受けられるボーナスポイントであると言えるでしょう。
槓ドラ
手牌に刻子がある場合、自力で4枚目を引くか他のプレイヤーが4枚目の牌を捨てたときに槓ができます。
このとき、王牌から1枚牌を引くとともにドラの表示が増える牌が槓ドラです。
もともとのドラ表示牌の右隣の牌をめくり、その牌も通常のドラと同様にドラとして扱います。
槓ドラは槓をしたらその都度王牌をめくり、槓ドラの下の牌も裏ドラとして扱います。
しかし、槓は基本的にその局で4回までで5回目の槓は流局になるケースが多いので、槓ドラも4枚以上増えることはありません。
赤ドラ・花牌
ドラには裏ドラや槓ドラのように成立するために条件があるパターンもありますが、中には通常のドラのように持っているだけでドラになる牌が他にもあります。
それが「赤ドラ」「花牌」と呼ばれるものです。
赤ドラは数牌の5の牌をそれぞれ1枚(筒子に関しては2枚入れることもある)ずつ赤文字の牌に変えてプレイします。
持っているだけで1翻加算されるといった点以外の扱いは普通の数牌と同様です。
麻雀牌の中に、春夏秋冬のそれぞれの文字と、絵が描いてある牌が入っている場合があります。
それが花牌です。
花牌は引いたときに手牌から場に出すことでドラとして扱われ、その後新たに牌を引きます。
他の牌と絡めて役にすることはほとんどなく、赤ドラは適用するけど花牌は使わないことがほとんどです。
抜きドラ
主に三人麻雀のときに見られるドラが「抜きドラ」です。
三人でプレイする場合北家が存在しないので、北牌をドラとして扱います。
北牌を引いたとき手牌から場に出し、さらに牌を引くことで北牌はドラとなります。
しかし、場に出さず刻子や対子として使用することも可能です。
しかし手牌として使う場合、ドラとしての役割はありません。
また、通常の4人でプレイする麻雀には抜きドラは存在しません。
同じような扱いとして花牌を利用するケースはありますが、それも近年の日本の麻雀では珍しいと言えるでしょう。
麻雀のドラのメリット・デメリット
ドラは持っているだけで有利になる牌ですが、使い方次第では逆にピンチを生む可能性もあります。
そんなドラのメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。
メリット:役に絡めることで打点が上がる
ドラはほかの役がないと成立しませんが、どんな役にも絡ませることができます。
また、役に絡ませることでドラの数だけ翻数が上がり、結果として高得点が得られることが最大のメリットです。
役に絡まなくても、ドラをアタマとして対子を作るだけでも2翻加算されるなど応用が利きやすいことも特徴の一つです。
もし手牌にドラがあり、織り交ぜることで打点が上がったり可能性が広がるなら積極的に活用しましょう。
デメリット:不要なときに危険牌になりうる可能性が高い
ドラである牌が字牌であったり、配牌やツモった牌によってはドラは不要となる場合もあります。
しかし、ドラは多くのプレイヤーが積極的に利用する牌であり、不用意に捨てると狙い撃ちにされてピンチを招く場合もあります。
これがドラを持つことのデメリットです。
上手く使えばチャンスを生むボーナス牌ですが、不要なときに切るタイミングを間違えるとたちまちピンチを生む爆弾となってしまいます。
また、危険を予知して後回しにするほど自分のあがりが遅くなり、結果として不利な状況に陥ってしまいます。
不要ならば初めからばっさり切ることも、場合によっては必要となるでしょう。
ドラを活かして有利に麻雀を打とう
麻雀でドラは、あがった役をより良くするためのボーナス的な存在です。
ドラがあることで安い手もたちまち大物に化けることもあります。
裏ドラや槓ドラのように思いがけず点数が追加されるケースもあり、あがった後もゲームがどのように発展するかわからないドキドキ感も麻雀の醍醐味の一つです。
また、ドラを持つことでゲームは有利になる一方で不要な場合は危険を生み出す邪魔者にもなります。
多くのプレイヤーにとってドラは使いやすい牌であることから、自分にとっては不要でも、ほかのプレイヤーからしたらあがり牌ということも大いにありえるからです。
ドラは集めることで手を大きく成長させることができる牌です。
どの牌がドラになるのか、ドラにできる条件は何なのかをしっかり覚え、上手くドラを活用した麻雀を打ちましょう。
すると麻雀をより深く楽しむことができるでしょう。