麻雀のツモとは?意味や仕組み・ロンとの違いを解説!条件と確立・マナーも伝授

麻雀において「ツモ」は、勝敗を左右する重要な要素のひとつです。

自分の番で引いた牌でアガる「ツモアガリ」は、得点計算や支払いの仕組みがロンアガリとは異なり、戦略にも影響を与えます。

特に、リーチをかけた後のツモや、親と子での支払いの違いを理解することで、より効率的に得点を稼ぐことができます。

本記事では、

  • 「ツモ」とは何か?
  • ツモとロンの違い
  • ツモの点数計算の方法
  • ツモを活かした戦略

について詳しく解説します。

麻雀初心者の方はもちろん、勝率を上げたい中級者の方にも役立つ情報をお届けします!

目次

麻雀の「ツモ」とは?意味と概要を解説

麻雀の「ツモ」とは?意味と概要を解説

麻雀のツモといわれているアクションは2種類あります。

ここでは、その2種類のツモについて解説します。

自分のターンで牌を引く行為

麻雀における「ツモ」とは、自分のターンで山から1枚の牌を引く行為です。

プレイヤーは、牌を引くことで手牌を進め、アガリに近づいていきます。

この「ツモ」は、ゲームの進行中に何度でも行われますが、牌を引く順番には決まりがあります。

プレイヤーは、各自の順番が回ってきたときに、山から牌を引くことが可能です。

ツモを引くのは自分の番が来たときのみで、他のプレイヤーのターンではツモは行われません。

また、ツモには限りがあり、山から引ける牌がなくなると終了となります。

このようにツモは、手牌を整えるために非常に重要な行為であり、引いた牌が自分の手役にどれだけ貢献するかを見極めることが勝敗に影響を与えます。

牌を引いたときにあがる方法

引いた牌で上がることを「ツモ」と言います。

ツモでアガるためには、引いた牌が手牌に必要な形を加えて、役を完成させることが重要です。

例えば、引いた牌が順子(連続した数字の牌)や刻子(同じ牌が3枚揃う)を作る場合、その時点でアガリとなります。

また、引いた牌が雀頭(ペア)を完成させる場合にもツモアガリとなります。

ロンアガリとは異なり、他のプレイヤーが捨てた牌を使用せず、自分の手牌を完成させるため、ツモアガリは純粋に自分の運に左右されるでしょう。

麻雀のツモあがりの基本ルール【ロンとの違い・条件・マナー】

麻雀のツモあがりの基本ルール【ロンとの違い・条件・マナー】

ここでは、麻雀のツモあがりの基本ルールについて解説します。

ツモとロンの違いとは?

麻雀における「ツモ」と「ロン」は、どちらもアガリの方法ですが、重要な違いがあります。

ツモは、自分のターンで山から引いた牌で手牌を完成させ、そのままアガることです。

一方、ロンは他のプレイヤーが捨てた牌を使って上がる方法です。

他のプレイヤーが不要な牌を捨てると、その牌でアガり、点数をその捨てたプレイヤーからもらいます。

ツモは自分の運で上がるのに対し、ロンは他のプレイヤーの動きに関わるため、戦略的に使い分けることが求められます。

この違いを理解しておくと、ゲームの流れや得点の取り方がよりクリアになるでしょう。

ツモアガリの条件とメリット

ツモアガリは、自分のターンで引いた牌で手牌を完成させ、あがる方法です。

ツモアガリの条件は、引いた牌が自分の手牌に合い、役が成立することです。

例えば、順子(連続した数字の牌)や刻子(同じ牌3枚)を完成させ、雀頭(ペア)を揃えることでアガリが成立します。

ツモアガリの最大のメリットは、他のプレイヤーが捨てた牌を使わず、自分だけの力でアガれる点です。

そのため、ロンよりもリスクが少なく、確実にアガリを目指しやすいといえます。

また、ツモでアガると、そのアガリ点は全員から配布されるため、全員の点数を沈めて、自分だけが上がれる点も大きな魅力です。

初心者でも、自分の手牌をじっくり考えながらツモを上手く活用することで、安定したプレイが可能になります。

ツモアガリ時の発声マナー

ツモアガリをした際、正しい発声マナーを守ることは麻雀の重要な部分です。

一般的に、ツモアガリをしたときは「ツモ!」と明確に声を出してアガリを宣言します。

この発声により、他のプレイヤーにアガリの意思を伝え、ゲームの進行がスムーズになります。

初心者でも、この基本的な発声とマナーを守ることで、ゲームがより快適に進み、他のプレイヤーとの良い関係を築けるでしょう。

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麻雀のツモアガリの点数計算|親・子の違いと符計算のコツ

麻雀のツモアガリの点数計算|親・子の違いと符計算のコツ

ここでは、ツモアガリしたときの親と子の点数について解説します。

ツモアガリ時の点数計算ルール

ツモアガリの場合でも、鳴いていない状態では、翻数が倍になると覚えておきましょう。

しかし、満願以上になるとロンによって点数があがることはなくなります。

点数が低そうなときは、鳴かずにロン上がりをして、点数を上げていきましょう。

親のツモと子のツモの点数の違い

麻雀では、親と子のツモアガリ時に点数の分配方法が異なります。

親がツモアガリをした場合、親は自分で得た点数をそのまま獲得し、子たちはその点数を三分割。

一方、子がツモアガリをした場合、親はその点数の半分を支払い、残りの子たちはその点数の四分の一ずつ支払います。

例えば、子が1000点を得た場合、親は500点を支払い、他の子たちは300点ずつ支払う形です。

これにより、親がツモアガリをすると、子たちはその点数を三分割して支払うことになるため、親にとっては有利な点数分配となります。

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麻雀でツモでしかあがれない役

麻雀でツモでしかあがれない役

麻雀の役の中には、ツモでないとつかないものがあります。

ツモしないとつかない役
  • 前清自摸和(メンゼンチンツモホー)
  • 海底摸月(ハイテイラオユエ)
  • 嶺上開花(リンシャンカイホー)

前清自摸和は、鳴かないでツモアガリしたときにつく役です。

海底摸月は、最後の牌を引いたときにあがると成立します。

嶺上開花は、カンしたときに、引いた牌であがると成立です。

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麻雀のツモ切りと手出しの違い|相手の手牌を読む方法

麻雀のツモ切りと手出しの違い|相手の手牌を読む方法

ここでは、麻雀のツモ切りと手出しの違いについて紹介します。

ツモ切りとは?手出しとの見分け方

麻雀において「ツモ切り」とは、自分のツモ番で引いた牌をそのまま捨てる行為を指します。

一方、「手出し」は、ツモ番で引いた牌を手の内に加え、代わりに手牌から不要な牌を捨てることを意味します。

ツモ切りと手出しを見極めることは、相手の手牌の進行を読む上で非常に重要です。

ツモ切りの場合、相手は引いた牌が不要だったと判断できるため、手牌の形がほぼ変わっていないことがわかります。

一方、手出しがある場合は、相手が手牌を入れ替えた可能性が高く、何かしらの狙いがあることが考えられます。

これにより、相手の待ち牌や進行具合を推測する手がかりになるのです。

ツモ切りと手出しの違いまとめ
  • ツモ切り:引いた牌をそのまま捨てる(手牌の変化なし)
  • 手出し:引いた牌を手牌に加え、別の牌を捨てる(手牌の変化あり)
  • 見分け方:捨て牌の動きを観察し、相手の手牌の進行を推測する

この違いを把握することで、相手の狙いをいち早く察知し、より有利に立ち回ることができます。

相手の捨て牌を細かくチェックし、どのような役を狙っているのか推測してみましょう!

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ツモ切りリーチのメリット・デメリット

「ツモ切りリーチ」とは、リーチを宣言する際にツモ牌をそのまま捨ててリーチをかけることを指します。

この打ち方には、相手に与える情報量が少ないというメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。

メリット

相手に手の変化を悟られにくい

ツモ切りリーチをすると、手出しが発生しないため、相手に「テンパイした瞬間」を悟られにくくなります。

これにより、相手が警戒せずに危険牌を切る可能性が高まります。

待ちを読まれにくい

ツモ切りでリーチをかけると、相手は待ち牌の推測がしづらくなります。

通常の手出しリーチでは、手牌の入れ替わりから待ちを推測されることがありますが、それを回避できます。

リーチ後にツモ切りが続けば相手が油断する

リーチ後もツモ切りが続くと、相手は「悪い待ちでは?」と考えて押し気味になることがあり、結果的に放銃を誘いやすくなります。

デメリット

リーチ前に場に手がかりを残している可能性がある

それまでの捨て牌が規則的だったり、手出し・ツモ切りの動きがわかりやすかった場合、リーチをかけた後に待ちを読まれる可能性があります。

手変わりを逃すリスク

ツモ切りリーチは、手変わり(より高得点の形になる可能性)を考慮せずに即リーチすることになります。

そのため、リーチ後にさらに良い手が入るチャンスを逃してしまうこともあります。

場の状況によっては有効ではない場合も

他家の動き次第では、そもそもリーチをかけずにダマ(リーチせずにアガリを狙う)を選択したほうが有利になるケースもあります。

ツモ切りリーチは、相手に情報を与えにくく、意表を突く攻撃的な手法ですが、場の状況や手牌の変化を考慮しながら使うことが重要です。

どのタイミングでリーチをかけるのがベストなのか、しっかりと判断する力を身につけましょう!

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相手のツモ切りを見て待ちを読むテクニック

麻雀では、相手のツモ切りを観察することで、待ち牌や狙っている役を推測することができます。

ツモ切りが続いている場合や、手出しとの組み合わせを分析することで、より精度の高い読みが可能になります。

ツモ切りが続く=手牌が整っている可能性

相手が何巡もツモ切りを続けている場合、すでに手牌が完成形に近い可能性が高いです。

特に、リーチ直前にツモ切りが多いと、手変わりを待っていたケースが考えられます。

その場合、手の内にメンツ(完成した組み合わせ)が多く、単騎待ちやシャボ待ちの可能性が高くなります。

ツモ切り直後のリーチは要警戒

相手がツモ切りした直後にリーチをかけた場合、ツモった牌が待ちには関係していないと考えられます。

つまり、その直前に手出しした牌が「待ちに関連している可能性」があるのです。

この場合、手出しした牌の周辺や同じ色の牌が危険と判断できます。

ツモ切り・手出しの混ざり方を分析

  • 手出しが多い → 待ちの形が変化している可能性
  • ツモ切りが多い → ほぼ完成している可能性

相手のツモ切りをしっかり観察し、手出しとの違いを分析することで、放銃を防ぐだけでなく、押し引きの判断もしやすくなります。

次の局から、ぜひ意識してみましょう!

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ここでは、麻雀でツモの確率を上げる方法を解説します。

ツモりやすい形を作るには?牌効率の基本

麻雀で勝つためには、できるだけ早くテンパイし、アガリを目指すことが重要です。

そのためには「牌効率」を意識し、ツモりやすい形を作ることが欠かせません。ここでは、基本的な牌効率の考え方を解説します。

両面(リャンメン)待ちを作る


ツモりやすい形を作るには、「リャンメン待ち」を優先しましょう。

例えば、「5-6」の形があれば、「4」か「7」をツモれば順子が完成します。

対して、カンチャン(3-5で4待ち)やペンチャン(1-2で3待ち)はツモれる牌が少なく、不利な形になります。

孤立した牌を早めに処理する

手牌に1枚だけ浮いている字牌や、周りとつながりにくい端牌(1・9)は、早めに整理するのが牌効率の基本です。

ただし、役牌(東・南・西・北・白・發・中)は鳴けばアガリに近づくため、状況によっては残す選択肢もあります。

手牌のバランスを意識する

効率的にツモるには、なるべく偏りのないバランスの良い形を作ることが大切です。

例えば、数牌(ピンズ・ソーズ・マンズ)が偏りすぎていると、待ちの選択肢が減ってしまいます。

広く受け入れられる形を意識しましょう。

ターツオーバーを整理する

「ターツ」とは、あと1枚で順子になる2枚の組み合わせのことです。

ターツが多すぎると、使いきれずに手牌が滞ります。不要なターツを整理し、最も効率の良い形を残すようにしましょう。

牌効率のポイントまとめ
  • リャンメン待ちを優先する
  • 孤立した牌は早めに処理する
  • 役牌は状況に応じて残す
  • バランスの良い手牌を意識する
  • ターツを整理し、ムダを減らす

これらの牌効率の基本を押さえれば、アガリまでのスピードが格段に上がります。

ぜひ実戦で試してみてください!

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ツモを引きやすいリーチのタイミング

リーチをかけるタイミングは、アガリ率を大きく左右します。

特にツモでのアガリを狙う場合、効率的なリーチのタイミングを見極めることが重要です。

まず、リーチをかける前に「ツモりやすい形」になっているかを確認しましょう。

例えば、リャンメン待ち(例:5-6待ちの4・7)なら、ツモれる確率が高くなります。

一方、カンチャンやペンチャン待ち(例:3-5待ちの4)では、ツモの期待値が下がります。

また、巡目が早いほどツモれる回数が多いため、有利になります。

理想的なのは、他家がまだ手を固める前の序盤〜中盤での即リーチ。

終盤では、他家の安全牌を抱える打ち手が増え、ツモりにくくなるため、状況を見極めることが大切です。

ツモを意識したリーチをかけることで、より効率よくアガリを目指しましょう!

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ツモとオカルト|「流れ」は存在するのか?

麻雀をプレイしていると、「ツモの流れが悪い」「今日はツモが走っている」など、“流れ”という言葉を耳にすることがあります。

実際に、連続でアガれることもあれば、どんなに良い手を作っても全くツモれないこともあります。

この「流れ」は本当に存在するのでしょうか?

結論から言えば、麻雀のツモは完全確率であり、理論上は流れのようなものは存在しません。

牌はランダムに配られ、ツモる牌も一定の確率で決まります。

しかし、実際の対局では「ツモが良い時」と「ツモが悪い時」が極端に感じられることがあります。

これは、確率の偏りや人間の心理的なバイアスが影響していると考えられるでしょう。

一方で、オカルト的な「流れ」を信じることによるメリットもあります。

例えば、調子が良いと感じると積極的な打牌ができ、結果的に勝ちやすくなることもあります。

逆に「流れが悪い」と感じて慎重になりすぎると、チャンスを逃してしまうこともあるでしょう。

結局のところ、麻雀は運と実力が絡み合うゲームです。

「流れ」は確率の偏りにすぎないとしても、それをうまく利用するメンタル管理は重要です。

オカルトを信じるかどうかはプレイヤー次第ですが、冷静な判断と柔軟な対応が勝率を上げるカギになるでしょう。

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麻雀のツモに関するよくある質問

麻雀のツモに関するよくある質問

ここでは、麻雀のツモに関するよく寄せられる質問を解説します。

ツモアガリとロンアガリでは点数が変わりますか?

結論から言うと、ツモアガリとロンアガリでは点数計算に違いがあります。 

どちらも同じ役でアガった場合、ツモは鳴かなければ、若干点数があがります。

ツモアガリは1翻あがると覚えておきましょう。

ツモアガリが有利な場面は?

ツモアガリは、状況によってロンアガリよりも有利です。

特に親のツモアガリは、子3人から均等に点数を受け取れるため、安定して得点を稼げます。

また、子のツモアガリでは、親が半分の点数を負担するため、ロンよりも得点が高くなるメリットがあります。

さらに、終盤で他のプレイヤーが降りてしまいロンアガリが難しくなった場合でも、ツモなら確実にアガれます。

また、役満や高得点の手を狙うときは、ツモアガリなら全員から点数をもらえるため、より多くの点を獲得可能です。

このように、ツモアガリは特定の場面で大きな利点があるため、局面を見極めて効果的に活用しましょう!

ツモアガリできない役はありますか?

鳴いたときに上がれない役はロン上がりできません。

  • ピンフ
  • イーペーコー

この2役は鳴くとこの役であがれなくなるので注意が必要です。

逆に、ツモは役がなくても上がれて、ロンは役がないとあがれません。

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この記事を書いた人

麻雀歴30年。全国の麻雀大会での優勝経験、麻雀初心者講座の講師。

麻雀をより多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、「初心者でもわかりやすく麻雀を学べるサイト」をコンセプトにこのサイトを運営しています。

特に初心者に向けた解説やルール説明に力を入れ、誰でも気軽に麻雀に親しめるように目指しています。

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