麻雀には「1筒」や「4索」などいろいろな牌がありますが、麻雀を始めたばかりだとそれらの牌の読み方に苦労することもあると思います。
麻雀は中国発祥のゲームなので、数字の読み方は「1=イチ」「2=二」と日本語のように読むわけではありません。
本記事では、少しややこしい麻雀牌の数字の読み方をカタカナ表記で解説します。
併せて、字牌や役の読み方についても説明しますので、麻雀を始めたばかりで牌の読み方や役名がよくわからない方はぜひ参考にしてください。
麻雀牌の数字の読み方!中国語をカタカナ表記で解説

麻雀牌には「萬子」「筒子」「索子」のそれぞれ1~9、計27種類の数牌があります。
それぞれの数牌の読み方は、以下のとおりです。
萬子 | 筒子 | 索子 | |
1 | イーマン | イーピン | イーソー |
2 | リャンマン | リャンピン | リャンソー |
3 | サンマン | サンピン | サンソー |
4 | スーマン | スーピン | スーソー |
5 | ウーマン | ウーピン | ウーソー |
6 | ローマン | ローピン | ローソー |
7 | チーマン | チーピン | チーソー |
8 | パーマン | パーピン | パーソー |
9 | キューマン | キューピン | キューソー |
1~9の読み方を覚えてしまえば、その後に「マン」「ピン」「ソー」を付けることでそれぞれの牌を正しく読めます。
なお、特殊な例外として「7索」のみ「チャッソー」と読まれる場合があります。
上表に示したように「チーソー」と読むのが一般的ではありますが、「チャッソー」と読まれる場合があることも念頭に置いておきましょう。
麻雀牌の字牌の読み方一覧

読み方に苦労するのは数牌だけでなく、字牌も慣れるまでは苦労すると思います。
「東」や「西」といった漢字は日本語でも普通に読める分、「麻雀牌としては何と読むか」をきちんと把握しておかなければなりません。
風牌および三元牌の読み方は、それぞれ以下のとおりです。
- 東:トン
- 南:ナン
- 西:シャー
- 北:ペー
- 白:ハク
- 発:ハツ
- 中:チュン
普段の漢字の音読みと同じように読むものもあれば、似ているけれど微妙に違う読み方をするものもあります。
麻雀のプレイ中に「北」を「ホク」といってしまうことなどのないように、なるべく早く適切な読み方を覚えましょう。

麻雀の役の読み方一覧

数牌および字牌の読み方を覚えたら、最後に待ち構えているのが「役の読み方」です。
麻雀には「立直」や「平和」といった基本的な役から、「四暗刻」や「九連宝燈」といった役満までさまざまな役があります。
アガったときに役名の申告を行うことは必須ではありませんが、対局者から「どんな手?」と聞かれたときに、自分の手役を適切に説明できるほうが望ましいことは間違いありません。
それぞれの役の漢字表記および読み方を、以下に表でまとめました(三連刻などのローカル役は省いています)。
翻数 | 役 |
1翻 | 立直(リーチ) 自摸(ツモ) 一発(イッパツ) 平和(ピンフ) 断么(タンヤオ) 一盃口(イーペーコー) 嶺上開花(リンシャンカイホウ) 槍槓(チャンカン) 海底撈月、海底摸月(ハイテイラオユエ、ハイテイツモ) 河底撈魚(ホウテイラオユイ、ホウテイロン) |
2翻 | 二重立直(ダブルリーチ) 七対子(チートイツ) 対々和(トイトイホー) 三暗刻(サンアンコウ) 一気通貫(イッキツウカン) 三色同順(サンショクドウジュン) 三色同刻(サンショクドウコウ) 混老頭(ホンロウトウ) 混全帯么九(チャンタ)※鳴くと1翻 小三元(ショウサンゲン) 三槓子(サンカンツ) |
3翻 | 混一色(ホンイツ)※鳴くと2翻 純全帯么九(ジュンチャン)※鳴くと2翻 二盃口(リャンペーコー) |
6翻 | 清一色(チンイツ)※鳴くと5翻 |
役満 | 国士無双(コクシムソウ) 大三元(ダイサンゲン) 四暗刻(スーアンコウ) 字一色(ツーイーソー) 小四喜(ショウスーシー) 緑一色(リューイーソー) 九連宝燈(チュウレンポウトウ) 清老頭(チンロウトウ) 大四喜(ダイスーシー) 四槓子(スーカンツ) 天和(テンホウ) 地和(チーホウ) |
役名は普段耳で聞くことが中心だと思うので、漢字でどのように表記するかを覚えておく必要はあまりありません。
ただ、麻雀の戦術本などを読むと役名が漢字表記されている場合もあるので、余裕があれば漢字表記とその読みを組み合わせて覚えておくとよいでしょう。

麻雀の牌や役の読み方を覚えて対局しよう

麻雀をプレイするにあたって、牌の読み方や役名などは必ずしも覚えておく必要はありません。
ただ、友人同士で麻雀を遊ぶときなどに牌や役の読み方を覚えていないと、変なところで詰まってしまいスムーズにプレイできない可能性があります。
また、友人同士で会話する際も「この前すごい役アガった!」「何て役?」「えっと……」と、説明に詰まってしまうかもしれません。
スムーズに対局することを心がけるうちに、牌や役の読み方は自然と身に付いていくと思うので、「習うより慣れろ」方式で吸収していくのがよいでしょう。