- 「麻雀のリーチ率って何?」
- 「麻雀でリーチ率が高いと何がいいの?逆に低いと何がいけないの?」
このようなことでお悩みではないでしょうか?
簡単な役だからこそ仕掛けやすいし、仕掛ける割合が高くなりがちなリーチ。
この記事ではそんなリーチの割合、「リーチ率」とは何か解説します。
最後まで読めば、リーチ率がどれだけゲームに影響するか理解でき有利に麻雀をプレイできるきっかけになるでしょう。
麻雀のリーチ率とは?
麻雀のリーチ率とは、そのゲームの全体で自分がリーチをおこなった割合のことを言います。
リーチをかけるときは門前(メンゼン:自分のツモのみで手牌をそろえること)であることが条件なので、ポン・チー・カンで他のプレイヤーから鳴くことができません。
他のプレイヤーから鳴かないなら、大抵の場合はリーチがかかります。
するとそのゲームのリーチ率は上がるというわけです。
ただ、門前でもリーチは必ずかける必要はありません。
手牌に役があったり高得点が確定している場合は、リーチをかけずに聴牌するケースもあります。
これを「ダマテン」と言います。
あがっても、リーチしていないのでリーチ率は下がります。
麻雀におけるリーチ率の平均と理想
麻雀において、リーチは手軽に1翻稼げる簡単な役です。
成立しやすい役であるリーチの確率、リーチ率の理想や平均を高い例と低い例を挙げて解説していきます。
リーチ率の平均値
リーチ率の平均値は一般的には20%前後と言われています。
聴牌したら必ずリーチしなければならないわけでもないし、そもそも聴牌しない可能性も十分あるので、全ての局面でリーチが出るわけではありません。
すると必然的にリーチ率も下がります。
また、他のプレイヤーから鳴いたらリーチをかけることはできないので、鳴く行為そのものもリーチ率を下げる要因です。
理想のリーチ率
リーチは誰でも狙える簡単な行為で初心者でも気軽にできる役の一つです。
簡単な役なので他の役と比べると出やすい役と言えます。
理想としては平均値である20%を超えるといいと言えますが、必ずしもその限りではありません。
例えば、刻子や対子が手牌に多くある傾向ならばあえてポンを繰り返して対々和を狙った方が打点も高くあがりが早いです。
リーチ率の数字は理想ばかり追わず、手持ちの牌のあがりへの最適解を見出すことが勝ちにつながると言えるでしょう。
高すぎるリーチ率の例
一切鳴かず、ダマテンせずに聴牌したら即リーチ。
このような打ち方をしたらリーチ率は20%を超えてきます。
20%を基準に、上回ればリーチ率は高いと言っていいでしょう。
ただし、実力が均衡しているとなかなかあがれずリーチ率も変化がありません。
逆に実力差がある場合はリーチの成功率が上がり、結果リーチ率も上がります。
すると20%どころか25%を超える結果も出るかもしれません。
低すぎるリーチ率の例
高いリーチ率の例とは逆に、鳴いて役を作ったり聴牌してもリーチをかけずにあがるとリーチ率は低くなります。
鳴くことを多用するプレイヤーはリーチ率も低く、だいたい15%くらいです。
また、配牌が悪かったり高目を目指しすぎて聴牌まで到達しない場合もリーチ率を下げる要因です。
あがれる手があるならまずはあがりを目指しましょう。
麻雀でリーチをすることのメリット・デメリット
リーチは掛けることで1翻の役が成立します。
しかし、おこなうことで有利な状況にも不利な状況にもなる行為です。
ここでは、麻雀でリーチをすることのメリットとデメリットを解説します。
リーチの特性を理解して、優位に麻雀をプレイしましょう。
メリット:相手に明確なプレッシャーをかけつつ、自分の打点を上げることができる
リーチをすると、他のプレイヤーに「あと1枚であがる」というプレッシャーをかけることができることが最大のメリットです。
プレッシャーをかけることで他のプレイヤーはあがらせないために捨てる牌を見極める必要があり、場合によっては必要な牌でも捨てざるを得ない状況を生み出します。
すると、あがりまでのスピードも遅くなりより有利に麻雀を打つことが可能になります。
このように、リーチをすることは相手の行動を鈍らせ疑念が生まれることから思考にノイズを入れる行為とも言えるでしょう。
デメリット:相手から狙い撃ちにされやすい
リーチをかけると、あがり牌が来るまで、安全牌であっても危険牌であっても切らなければなりません。
これがリーチをすることのデメリットです。
あがり以外の牌を切らなければならないということは他のプレイヤーに狙われやすくなる危険性が生まれます。
あがり牌を読まれ、その牌に絡みにくい牌を待ち牌にされたらリーチをかけたプレイヤーに回避する方法はありません。
つまり、リーチをかける行為はある意味では捨て身の攻撃と捉えることもできるのです。
また、相手があがり牌を捨ててくれるという期待を捨ててさらに捨て身になる行為で「オープンリーチ」という役もあります。
自分の手牌を全てさらしてかけるこのリーチは2翻の役にはなりますが、他のプレイヤーからの振り込みはまずありません。
ただし、オープンリーチはローカルルールなので、可能かどうかは最初に確認しましょう。
麻雀のリーチ率と副露率
副露率とはゲーム全体の鳴いた割合(副露した割合)のことです。
鳴く回数が多いと、必然的に副露率も上がります。
リーチ率と副露率は相対した関係になります。
なぜなら、リーチ率が上がると副露率は下がり、副露率が上がるとリーチ率は下がるからです。
リーチしたら鳴けない、鳴いたらリーチできないので同時に上昇、もしくは低下することはありません。
麻雀でリーチをしてあがれる確率は?
リーチをかけてリーチ率をあげても、あがれなかったら意味がありません。
リーチをかけることによって他のプレイヤーは振り込むまいと警戒心がより高くなります。
リーチをかけてあがれる確率をリーチ成功率と言い、次のように計算します。
リーチ成功率=リーチをかけてあがった数÷そのゲームでリーチをした数×100%
リーチ成功率は配牌の良し悪し、手牌を揃えるスピードが決め手です。早い局面でリーチをかけるほど成功率は上がります。
麻雀のリーチ率と放銃率
リーチ率と同時に考えなければならないのが放銃率です。
放銃率とは、ゲーム全体における相手プレイヤーへの振り込みをした割合を指します。
リーチをかけることで手の変更が一切できなくなるので、他のプレイヤーに対する危険牌やあがり牌も捨てなければなりません。
すると、自分があがる前に相手に振り込んでしまう可能性も十分発生します。
プロの麻雀プレイヤーだとだいたい放銃率は10%くらいです。
中には5%以下に抑える凄腕プレイヤーもいます。
理想とされる割合は、和了率23~24%・放銃率11~12%です。
麻雀におけるリーチ率の計算
リーチ率は次のように計算します。
リーチ率=そのゲームでリーチをした数÷トータルゲーム数×100%
この数値の平均はおよそ20%です。
他の割合は次の通りです。
- 放銃率=そのゲームで振り込んだ数÷トータルゲーム数×100%
- 副露率=そのゲームで鳴いた数÷トータルゲーム数×100%
- 和了率=そのゲームであがった数÷トータルゲーム数×100%
リーチ率と成功率をあげて勝てる麻雀を打とう
リーチ率とは、リーチをかけることで有利にゲームを進める目安になる指標です。
リーチ率を上げることは勝てる確率を上げることと言っても過言ではありません。
しかし、リーチ率を上げることにこだわりすぎると逆に隙を突かれて放銃率を上げる結果になりうる可能性も十分あります。
プロの麻雀プレイヤーだと、高い人だとリーチ率が28%を超える人もいたり、逆に16%台と低い代わりに副露率が高いプレイヤーもいます。
リーチ率を上げることだけが勝負をわけるわけではありません。
リーチ率を上げながら同時に和了率を上げて放銃率を下げる、これが勝つためのポイントになってきます。
リーチを上手く使いながら他のプレイヤーにプレッシャーを与え、優位に麻雀をプレイしましょう。