麻雀は4人(もしくは3人)集まらなければ対局できませんが、友人が集まらないときでも麻雀を打ちたい、麻雀の練習をしたいと考える方もいると思います。
そんな麻雀欲が高まっているときにおすすめなのが、「一人麻雀」です。
通常の麻雀とはもちろん異なるものですが、牌効率を鍛えたり多面張の待ちを間違えずに把握できるよう練習したりするのには、もってこいです。
本記事では、一人麻雀のやり方について解説します。
併せて、麻雀の練習におすすめのアプリやゲームも紹介するので、麻雀を初めて間もない初心者の方はぜひ参考にしてください。
おすすめの一人麻雀のやり方

一人で麻雀の練習をする場合、やり方はいくつか考えられます。
おすすめの一人麻雀のやり方を以下で紹介しましょう。
少牌麻雀
初心者の方が麻雀の練習をする場合、「牌の組み合わせ」に慣れることが何より大事です。
実践と同じ13枚の手牌で練習するのがベストではありますが、牌が多くてうまく組み合わせられない方には「少牌麻雀」がおすすめです。
手牌を4枚だけにして、ツモってくる牌と合わせて「1面子1雀頭」を作ることができればアガりというルールが一般的で、牌の数が少ない分、手牌の中での牌の組み合わせに集中しやすいでしょう。
慣れてくれば手牌を7枚にして「2面子1雀頭」、手牌を10枚にして「3面子1雀頭」といったように、アガり条件を厳しくしていくこともできます。
シンプルに牌の組み合わせを考えたい方には、とてもおすすめな練習方法です。
自分の山だけを積む一人麻雀
「山からツモってきて不要牌を1枚切る」という麻雀の流れも含めて練習したい方には、自分の山だけを積む一人麻雀がおすすめです。
自分だけで4人分の山を積むのは時間がかかりすぎるので、自分の前の山だけを積んで通常の対局の4分の1の長さで麻雀を行います。
テンパイすればOKでももちろんよいですが、「2翻以上の役を作る」「染め手にする」などの条件を付けながらプレイすることで、オーラスでアガり点数に条件が付けられているようなシチュエーションでの麻雀を疑似的に体験することが可能です。
山を積むのが面倒くさければ、自分の目の前に裏向けの牌をザッと並べて、17枚×2=34枚(山一つ分の牌の枚数)の牌をツモってくれば終わり、としてもよいでしょう。
アプリでのCPU対戦
麻雀の練習をしたいのではなく、一人でも通常どおり麻雀を打ちたい方には、麻雀アプリのCPU対戦がおすすめです。
麻雀がプレイできるアプリはいくつもありますが、その中にはCPUとの対戦機能が備わっているものもあります。
CPU対戦であれば、24時間365日いつでも気にすることなく麻雀を打つことができます。
CPUのレベルを設定することで、自分と同じくらいの強さのCPUと打つこともできますし、自分より強めの相手と対局することも可能です。
CPUの設定レベルを上げても勝てるようになってきたら、自分の力が伸びていることを実感できるでしょう。
一人で麻雀練習をすることのメリット

麻雀の練習は実際に3~4人で卓を囲んで対局しながらでも行えますし、実践に勝る練習なし、という考え方もあります。
ただ、一人で麻雀練習をすることには独自のメリットがあるのも事実です。
一人で麻雀練習をすることのメリットを、以下で詳しく説明しましょう。
牌効率を鍛えられる
麻雀で好成績を残すためにはさまざまな知識が必要ですが、とくに牌効率の知識は欠かせません。
ただ、通常の対局では他家の鳴きやリーチ、テンパイ気配など考えなければならないことが多すぎて、牌効率に集中するのが難しいこともあります。
一人麻雀なら自分の手牌のみに集中すればよいので、牌効率を効率的に鍛えることが可能です。
一人麻雀でしっかりと牌効率を鍛えて、意識せずとも牌効率のことを考えられるようになれば、普段の対局でも牌効率的に優れている選択を自然と行えるようになるでしょう。
焦る必要がない
麻雀では、時間をかけないと適切な判断ができないような難しい局面に置かれることも多々あります。
ただ、ほかの対局者と一緒に卓を囲んでいる以上、過度に時間をかけるのは避けるべきであり、なかなか決断できないと「ほかの人に迷惑をかけている」と焦ってしまう方もいるかもしれません。
その結果、適切ではない判断をしてアガりを逃した経験、もしくは放銃した経験がある方も多いでしょう。
一人麻雀ではほかの人のことを気にする必要がないので、適切な判断を下すためにじっくり時間をかけて考えることができます。
時間をかけてでも正しい選択ができるようになれば自信につながり、いざ対局になっても時間をかけずに判断できるようになるはずです。

短時間でサッとできる
麻雀は1半荘打つのに、平均して40分前後かかりますし、初心者の方が多く混じっていると1時間近くかかるケースもあります。
麻雀は打ちたいけどそんなに長い時間は取れない場合には、時間がかからずいつでもサッと終わらせられる一人麻雀が便利です。
とくにアプリやWebブラウザゲームでCPU対戦をする場合、基本的にCPUはすぐ判断してくれるので、1半荘が20分程度で終わることも少なくありません。
スキマ時間でサッと楽しんだり練習したりできるのは、一人麻雀の大きなメリットといえます。

一人麻雀におすすめのサイトやアプリ・WEBブラウザゲーム

一人麻雀をしたい場合に強い味方になってくれるのが、アプリやWebブラウザゲームなどです。
麻雀を楽しめる主なアプリやWebブラウザゲームを、以下に表でまとめました。
名前 | ジャンル |
雀魂 | アプリ |
麻雀格闘倶楽部Sp | アプリ |
麻雀一番街 | アプリ |
セガNET麻雀 MJ | Webブラウザゲーム |
麻雀Flash | Webブラウザゲーム |
ジャンナビ麻雀オンライン | Webブラウザゲーム |
CPU対戦ができるだけでなく、同じアプリやゲームを利用している友人同士での対戦も可能です。
一人で麻雀の練習をするときだけでなく、麻雀をしたいけれど雀荘などに集まるのは面倒くさいときにも便利ですよ。
また、牌効率や多面張での待ち判定などに特化して練習ができるアプリもあります。
牌効率を鍛えるには「麻雀ウザク式何切る?」、多面張での待ち判定での特訓には「麻雀多面張判定」がおすすめです。

一人麻雀のやり方を覚えて自分なりに訓練をしよう

麻雀は本来は3~4人集まらないとできないものですが、自分一人だけで練習する方法や、友人が集まらなくても対戦を楽しめる方法はあります。
スポーツでは、試合に向けて自主練をして技術を伸ばすというステップが必要不可欠ですが、一人麻雀は麻雀における自主練といえるかもしれません。
自分の手牌のことのみを考えればよいので、時間をかけてでも適切な判断ができるようになりますし、適切な判断を積み重ねることは自信につながります。
牌効率や多面張での待ち判定などに特化した形での練習も可能なので、一人麻雀のやり方を覚えて自分なりに訓練しましょう。