麻雀の大三元(ダイサンゲン)はどんな役?成立条件や確率・点数等を解説

麻雀の大三元(ダイサンゲン)はどんな役?成立条件や確率・点数等を解説

麻雀の役でもっとも点数が高いのは「役満」と呼ばれる役で、「大三元(ダイサンゲン)」はそんな役満の一種です。

役満をアガることができれば、点数的に不利な状況からでも一気にトップを狙えるので、狙えるチャンスがあれば狙っていきたいところです。

本記事では、大三元という役の成立条件や発生確率などを説明します。

併せて、大三元と複合する可能性のある役満や大三元を狙うときの注意点についても説明するので、大三元について詳しく知りたい初心者の方はぜひ参考にしてください。

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目次

麻雀の大三元(ダイサンゲン)とは役満のひとつ!成立条件や点数を解説

大三元は、「白」「発」「中」の三元牌をすべて刻子または槓子で揃えることで成立する役満です。

上の牌姿の待ちは「8筒」と「発」ですが、テンパイ形で「白」と「中」の刻子ができあがっています。

アガり牌のうち「発」でアガることで「発」も刻子になるので、大三元が成立します。

大三元は役満なので、アガった場合の点数は親で48,000点(ツモだと16,000オール)、子で32,000点(ツモだと8,000、16,000)です。

鳴きでも成立する

麻雀の役には鳴くと成立しなくなるものもあれば、鳴いても成立するものもあります。

大三元は鳴いても成立する役なので、他家から切られた三元牌をポンする形でも、手を進めることが可能です。

上の牌姿では、「発」と「中」の2種類の三元牌がポンで刻子になっています。

この状態で、待ち牌である「9索」と「白」のうち「白」でアガることで、大三元が成立します。

大三元を狙っている場合、他家から三元牌が切られたら積極的にポンしていきましょう。

小三元との違い

麻雀の役を少し勉強している方であれば、大三元とよく似た名前の「小三元」という役があることをご存じかもしれません。

両者は名前が似ているだけでなく、成立条件もとてもよく似ています。

先ほど、大三元のテンパイ形として挙げた2つの牌姿をあらためて取り上げます。

上の牌姿では「8筒」と「発」のうち「発」でアガれば、下の牌姿では「9索」と「白」のうち「白」でアガれば、それぞれ大三元が成立していました。

しかし、上の牌姿で「8筒」でアガった場合、および下の牌姿で「9索」でアガった場合、三元牌のうち1種類が対子止まりなので大三元にはなりません。

このように、三元牌のうち2種類を刻子、残りの1種類を対子にしてアガったときに成立するのが、「小三元」です。

大三元は役満ですが、小三元は大三元よりもアガりの条件が緩いため、2翻の役(役牌2種類により+2翻されるので実質的に満貫)となっています。

3種類目を鳴かせると「包(パオ)」になる

麻雀には、役満を確定させる牌を鳴かせた人は、役満が成就した際に責任払いをする「包(パオ)」というルールがあります。

3種類の三元牌のうち、2種類をすでにポンしている対局者がいるとしましょう。

この状態で、最後の1種類の三元牌を切って鳴かせてしまうと「パオ」になります。

上のような牌姿に対して「白」を切って鳴かれると大三元が確定するので、「白」を切った人は「パオ」です。

パオが発生した場合、役満が成就した際にはどのような形のアガりであっても、「パオ」の人は必ず点数を支払わなければなりません。

「パオ」の人がいる状況での役満成就時の点数移動は、以下のように行われます。

  • ロンでアガった場合:放銃者と「パオ」になった人が折半
  • ツモでアガった場合:「パオ」になった人がすべて支払い

大三元は役満なので、子がロンアガりした場合は放銃者からアガった人に対して32,000点の点数移動が発生します。

しかし、「パオ」になっている人がいる場合は、放銃者と「パオ」になっている人で16,000点ずつ折半しなければなりません。

また、親が大三元をツモったとすると、本来であればで3人の子が16,000点ずつ平等に支払います。

しかし、「パオ」の人がいる場合は、その人がほかの子の点数も肩代わりして48,000点をすべて支払わなければなりません。

麻雀で大三元(ダイサンゲン)が発生する確率

麻雀で大三元が発生する確率は約0.04%といわれています。

2,500回対局してようやく1回アガれるかどうかの発生率なので、出現率はかなり低いです。

ただし、それはあくまでも一般的な役と比較した場合で、役満同士で比較すると大三元はかなり出やすい役満です。

同じ役満である「緑一色」と「清老頭」の出現確率がそれぞれ約0.001%であることを考えると、大三元は役満の中では出やすい役満であることがおわかりいただけるでしょう。

つまり、大三元は狙いやすくかつ打点の高い、ある意味で「コスパのよい役満」ともいえます。

狙えるチャンスのある配牌が回ってきたら、積極的に狙いたいところです。

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麻雀の大三元(ダイサンゲン)と複合する可能性がある役満

麻雀ではアガりが発生すると、成立している複数の役を複合して点数計算を行いますが、役満は一般役とは複合しません。

ただし、役満同士であれば複合することは可能です。

大三元と複合する可能性がある役満を、以下で紹介しましょう。

四暗刻

四暗刻は、手牌の中で暗刻を4つ作ることで成立する役満で、門前でしか成立しません。

上の牌姿の待ちは「7萬、中」で、どちらの牌でもツモってアガれば四暗刻が成立しますが、とくに「中」をツモれば、四暗刻と大三元が複合します。

ロンのときは「中」なら大三元のみ成立して、「7萬」なら大三元も四暗刻も成立しません。

大三元と四暗刻が複合する可能性のある牌姿では、アガり牌やアガり方によって役が大きく変わることに注意しましょう。

字一色

字一色は、手牌を字牌のみで構成することで成立する役満です。

上の牌姿の待ちは「南」と「発」で、南でアガったときは字一色のみ成立し、「発」でアガったときは大三元と字一色が複合します。

四槓子

四槓子は、暗槓・明槓・加槓を問わず、槓子を4つ作ることで成立する役満です。

上の牌姿では「白・「発」・「中」が刻子(槓子)になっており、「4索」も合わせて槓子が4つあります。

そのため、単騎待ちの牌(今回の例だと「1筒」)でアガることで、大三元と四槓子が成立します。

天和・地和

天和は、親が配牌で配られた13枚+最初にツモってくる1枚でアガれたときに成立する役満です。

つまり、大三元と天和が複合するためには、親が最初の14枚で大三元の条件を満たさなければなりません。

上の牌姿の待ちは「7索」と「中」なので、第一ツモで「中」をツモってきたときのみ、大三元と天和が複合します。

地和は、子が配牌で配られた13枚+最初にツモってくる1枚でアガれたときに成立する役満です。

ただし、自分が最初の牌をツモる前に他家がポンやチーなどの鳴きを入れたときは、地和は成立しません。

先ほどと同じ牌姿をもう一度出しますが、子が第一ツモで「中」をツモってきたときのみ、大三元と地和が複合します。

なお、ややこしいですが子の第一ツモが「白」や「発」で、それらを暗槓したときに嶺上牌から「中」をツモってきても、地和は成立しません。

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麻雀の大三元(ダイサンゲン)を狙うときの注意点

大三元は麻雀の「顔」ともいえる役満の一種なので、狙える配牌が来たら積極的に狙っていきたいところです。

ただし、そもそも条件が厳しい役だけに、狙うにあたって注意すべき点もいくつかあります。

麻雀で大三元を狙うときの注意点を、以下で説明します。

「白」「発」「中」のうちどれか1種類でも場に2枚切られたら成立しなくなる

大三元は「白」「発」「中」のすべてを刻子にすることで成立する役ですが、麻雀の牌は同じ種類のものが4種類しかありません。

4枚あるうちの3枚以上を手牌で使わなければならないため、「白」「発」「中」のうちどれか1種類でも場に2枚捨てられた時点で、大三元は成就しなくなります。

国士無双を狙うときを除き、三元牌は対子以上でなければ使えない牌です。

そのため、他家の手の中に1枚しかない場合は序盤で捨てられることが多く、対局開始から数順で大三元成就の可能性が潰えてしまう可能性もあるでしょう。

そのため、大三元を狙うなら、大三元の可能性が潰えた後にどのような方向で手を進めるかも考えておかなければなりません。

たとえば、以下のような牌姿で大三元を狙うとします。

このとき、「白」や「中」が鳴ける前に「発」が2枚場に出てしまえば、大三元の成就は不可能です。

「白」や「中」を鳴くことができれば役自体は付けられますが、打点が必要なときは「+α」の役を付けることを意識しながら進行する必要があります。

牌が全体的に端に寄っているので、チャンタを狙うのもよいですし、「1萬」や「5筒」のように現在1枚しかない牌が重なったら、対々和を狙うのもよいでしょう。

最終形を意識しながら手牌を進行させることが大事です。

捨て牌や鳴きで狙いがバレやすい

大三元では14枚の手牌のうち9枚が三元牌で占められることになるので、一般的な手牌と比べると数牌の必要性が低くなります。

そのため、序盤から数牌が河に切られやすいですし、場合によっては両面塔子を落とすこともあるでしょう。

他家から見たときに異質な捨て牌になりやすいので、警戒感をもたれてしまう可能性があります。

加えて、大三元は面前で進めることは少なく、他家が切った三元牌をポンして進めるケースが大半です。

上の牌姿のように、「白」を鳴いたぐらいでは大三元かどうかの判別は難しいでしょう。

しかし、2つめの鳴きで上の牌姿のように「中」を鳴き、場に「発」が1枚も切られていなかったら、急速に大三元の雰囲気を感じることになります。

もちろん、たまたま手牌に「白」と「中」の対子があったから鳴いて、役は「白、中」だけかもしれません。

ただ、先ほど触れたように序盤から捨て牌に数牌が多かったり、不自然な両面塔子落としがあったりすると、大三元の可能性が一気に高まります。

どれだけポーカーフェイスを装っていても、捨て牌や鳴きで狙いがバレやすい役であることは、念頭に置いておかなければなりません。

状況によっては小三元での妥協も必要

大三元と小三元は成立条件がとてもよく似ていますが、条件を満たす難易度の差から、大三元は役満で小三元は2翻役(役牌2種類により+2翻されるので実質的に満貫)という違いがあります。

役満は珍しい役なのでアガれるチャンスがあるときにアガりたいと考えるのは自然ですが、ときにはドライな判断が必要なときもあります。

たとえば、以下の牌姿を見てください。

この牌姿は「中」を鳴いた直後の牌姿であり、手牌から1枚切ることでテンパイしますが、切る候補の牌は「2筒」もしくは「3筒」です。

「2筒」を切ると待ちが「3筒」と「発」になり、「発」でアガると大三元です。

一方、「3筒」を切ると待ちが「1-4筒」になり、どちらでアガっても小三元が確定します。

点数状況的に役満をアガる必要があるなら、「2筒」を切って「発」で大三元をアガれる可能性に賭けるべきでしょう。

ただし、「白」と「中」を鳴いている対局者に対して「発」を切ってくる相手は、ほとんどいないと思われます。

そのため、「発」は自力でツモらなければならないと考えておく必要がありますし、ツモってきたのが「3筒」だった場合、結局小三元でのアガりです。

このように、大三元を狙うと他家にはかなり警戒されますし、その警戒をかいくぐってアガり切ったとしても大三元にならない可能性もあります。

一方、「3筒」を切って「1-4筒」待ちの小三元でのテンパイは、「アガり牌が発ではない」「両面待ち」という2点の理由で、大三元よりもはるかにアガりやすいです。

大三元のアガりはある意味ロマンではありますが、満貫のアガりで十分なケースでは、小三元で妥協したほうがよい結果につながるときもあります。

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大三元(ダイサンゲン)は比較的アガりやすい役満

大三元は、「白」「発」「中」の三元牌をすべて刻子にすることで成立する役満です。

面前でなく鳴いても成立しますし、必要な牌の種類も3種類と少ないので、役満の中では出現率が比較的高めです。

ただし、三元牌のうち2種類を鳴くと「パオ」になる可能性を恐れて、残りの1種類を勝負されることはほぼありません。

そのため、最後の1種類を自力で暗刻にする、もしくはすでに暗刻にしている状態で残りの2種類を鳴くような形にしなければ、大三元でのアガりは難しいです。

点数状況によっては小三元との使い分けも考えつつ、狙えるチャンスのある配牌をもらったら、ぜひチャレンジしてみましょう。

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この記事を書いた人

麻雀歴30年。全国の麻雀大会での優勝経験、麻雀初心者講座の講師。

麻雀をより多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、「初心者でもわかりやすく麻雀を学べるサイト」をコンセプトにこのサイトを運営しています。

特に初心者に向けた解説やルール説明に力を入れ、誰でも気軽に麻雀に親しめるように目指しています。

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