麻雀の立直(リーチ)は、麻雀を覚え始めたばかりの方が最初のころに覚える基本的な役のひとつです。
そんな立直(リーチ)とよく似た役に、「ダブル立直(リーチ)」と呼ばれる役があります。
ダブル立直は立直と比べて、何が「ダブル」なのでしょうか。
本記事では、ダブル立直とはどのような役かについて説明します。
併せて、ダブル立直のメリット・デメリットや注意点に関しても説明するので、立直についてはわかるけどダブル立直のことはよくわからないという方は、ぜひ参考にしてください。
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ダブル立直(リーチ)は麻雀の2翻役のひとつ
ダブル立直とは、その局の自分の最初の巡目で立直をかけたときに成立する2翻役で、「最初の巡目である」ことさえ満たしていれば牌姿に制限や条件はありません。

たとえば上の牌姿で立直をかけた場合、通常なら「立直、一盃口」になりますが、その立直が自分の最初の巡目で行われたものであれば、「ダブル立直、一盃口」になります。
通常の立直が「1翻」の役であるのに対して、ダブル立直は「2翻」の役なので「翻数が立直の2倍」という意味で「ダブル立直」と呼ばれます。

麻雀でダブル立直(リーチ)が発生する確率
統計上、ダブル立直が発生する確率は約0.2%です。
つまり、500回対局を行ってもそのうち1回程度しか発生しない役であると考えると、かなり低い確率であることがおわかりいただけるでしょう。
なお、「ダブル立直をかけられるということはあと少しで天和や地和をアガれていたかもしれない」と考える方もいるかもしれません。
ただし、天和の出現率は約0.0003%、地和の出現率は約0.0008%で、それぞれの出現頻度はダブル立直よりも666倍、250倍低いことになります。
この確率の差を見ると、ダブル立直が2翻役で天和や地和が役満なのも納得できるでしょう。
麻雀のダブル立直(リーチ)のメリット
ダブル立直をかけるかどうかは最初の捨て牌を捨てるまでに判断しなければなりませんが、ダブル立直にはメリットもデメリットもあるので、それを踏まえたうえで考える必要があります。
まずは、ダブル立直のメリットについて説明しましょう。
他家にプレッシャーをかけられる
ダブル立直をかけると、他家は「ダブル立直の宣言牌以外はすべてロンといわれる可能性がある」状態に陥ります。
ある程度巡目が進んでからの立直と異なり、まったく無防備なところに先制パンチを叩き込むことになるので、他家にとっては相当なプレッシャーです。
立直をかけると他家は自由に打牌ができなくなりますが、1巡目からその状態を強いることで、他家はかなり苦しくなるでしょう。
点数の効率的なアップが期待できる
立直とダブル立直の違いは、かける巡目が「1巡目」か「2順目以降」かだけです。
にも関わらず、立直は1翻役でダブル立直は2翻役です。
同じことをするなら、より点数がアップするほうがよいに決まっています。
様子見をしようとダブル立直をかけずにいるくらいなら、ダブル立直をかけて点数を効率的にアップしにいきましょう。

麻雀のダブル立直(リーチ)のデメリット
上述したように、ダブル立直にはいくつものメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。
続いて、ダブル立直のデメリットについて説明します。
手替わりができない
ダブル立直に限らず通常の立直にも当てはまることですが、ダブル立直をするとそれ以降は当たり牌以外はツモ切らなければならないので、手替わりが一切できません。
2翻の役を確定させられる代わりに、より魅力的な手牌に変化する可能性を放棄しなければならないので、ダブル立直をかけるかどうかは両者を天秤にかけたうえで判断する必要があります。
他家の条件が緩くなる可能性がある
ダブル立直をかけるためには、リーチ棒を場に出さなければなりませんが、このリーチ棒の有無が着順争いに大きな影響をもたらす場合があります。
たとえば、オーラスに自分が南家で以下のような点数状況でダブル立直をしたと考えてみましょう。
- 東家:持ち点19,000点(3位)
- 南家(自分):持ち点39,000点(1位)→ダブル立直後は持ち点一時的に38,000点
- 西家:持ち点28,000点(2位)
- 北家:持ち点14,000点(4位)
このとき、ダブル立直をかけなければ2位の西家との点差は11,000点なので、西家が満貫をツモっても着順は変わりません。
また、ダブル立直をかけなければ4位の北家との点差は25,000点なので、北家に跳満を直撃されても北家との着順は入れ替わりません(西家には抜かれます)。
ただし、ダブル立直をして点棒を場に出すことで、西家および北家の逆転条件が「満貫ツモ」と「跳満直撃」にそれぞれ緩和されます。
このように、リーチ棒を1本出すかどうかで点数条件が大きく変わる場合があるので、ダブル立直をかけるときはそのことも考慮しましょう。

麻雀のダブル立直(リーチ)と複合しやすい役
ダブル立直は「1巡目にテンパっているか」だけで成立するかどうかが判定され、手牌に制限や条件があるわけではないので、複合しやすい役はとくにありません。
たまたま成立している役や手牌にあるドラは点数計算に加味されるので、運よく何かしらの役が複合していたりドラが手牌にあったりすると、高得点が見込めます。
麻雀のダブル立直(リーチ)の点数計算
ダブル立直は通常の立直から1翻高くなるだけの役なので、点数計算が特に難しいわけではありません。
しかし、立直の点数計算はできるのにダブル立直になると途端に点数計算ができなくなる人も、一定数いる印象があります。
ダブル立直の点数計算は決して難しくないので、以下に挙げるいくつかの例をもとにダブル立直の点数計算を考えてみましょう(簡単のため、いずれの例でも裏ドラは考慮しないこととします)。
まずは、以下のような手牌です。

この手牌でダブル立直をかけたとすると、役は「ダブル立直」のみです。
そのため、2翻40符の手ということになり、ロンアガりしたときの点数は親なら3,900点で子なら2,600点、ツモったときの点数は親なら2,000オールで子なら「1,000,2,000」になります。
続いて、以下のような手牌を考えてみましょう。

この手牌でダブル立直をかけたとすると、役は「ダブル立直、一気通貫」です。
そのため、4翻40符の手ということになり、ロンアガりしたときの点数は親なら12,000点で子なら8,000点、ツモったときの点数は親なら4,000オールで子なら「2,000,4,000」になります。
七対子や平和が絡まない4翻以上の役なら必ず満貫以上になるので、ダブル立直の点数計算が苦手な方にとってもわかりやすいでしょう。
最後に、以下のような牌姿を見てみます。

この牌姿は1つ目に挙げた牌姿ととてもよく似ており、「8萬の暗刻」が「9萬の暗刻」になっただけです。
そのため、役としては「ダブル立直」のみで、ロンアガりしたときの点数は親なら3,900点で子なら2,600点というのは最初の例と変わりません。
ただし、ツモアガりした場合は「9萬の暗刻(=8符)」と「白の対子(=2符)」とツモ符(=2符)によってテンパネするので、親なら2,600オールで子なら「1,300,2,600」の点数になります。
最後の例はとくに初心者の方は間違いやすい点数計算なので、ダブル立直だけでなく立直時の点数計算でも注意しなければなりません。
このように、ダブル立直の点数計算では特別なことは何もしていません。
ダブル立直でも立直でも、自然と点数計算ができるようになるのがベストです。
ダブル立直の点数計算に苦手意識がある方は、まずは通常の立直として翻数を数えて、最後に1翻足すという方法で計算してみてもよいでしょう。

麻雀のダブル立直(リーチ)に関する注意点
ダブル立直は、かける巡目以外は通常の立直と同じながら翻数が2倍になる魅力的な役ですが、注意しなければならない点もいくつかあります。
麻雀のダブル立直に関する注意点を、以下で説明しましょう。
リーチの前に鳴きが入ると成立しない
ダブル立直は、その局の自分の最初の巡目で立直をかけたときに成立する役ですが、自分の最初の巡目が来る前にポンやチーなどの鳴きが入っていると成立しません。
他家の鳴きだけでなく、自分の暗槓でもダブル立直の権利は消滅します。
誰も鳴かずに自分の最初の巡目が回ってきたときにだけ成立する可能性がある役であることを、把握しておかなければなりません。
手牌や点数状況次第ではダブル立直をしないほうがよい場合もある
ダブル立直は通常の立直よりも1翻高い役ですが、手牌や点数状況次第ではダブル立直をしないほうがよい場合もあります。
たとえば、配牌で以下のような牌姿だったとしましょう。

この牌姿でダブル立直を打てば、「ダブル立直、平和」の3翻が確定します。
麻雀において3翻の手はそれなりに高打点であり、そのような手で先制パンチできることは魅力的です。
ただし、この牌姿は「1萬→4萬」という一手変わりで以下のような牌姿になります。

この牌姿では「タンヤオ、平和、三色同順、ドラ1」が確定しているので、立直を打たずとも満貫ですし、立直を打ったら跳満です。
このように、手牌の一部が入れ替わることで価値がグッと上がるような可能性がある場合は、ダブル立直を打たずに様子を見るのもひとつの手といえます。
上の例では打点向上を「手牌の価値向上」ととらえていますが、打点ではなく待ちの変化による手牌の価値向上が見込める場合も、同じように考えられます。
また、ダブル立直を打つためにはリーチ棒を出す必要がありますが、リーチ棒を出すことで他家の逆転条件が緩くなってしまう場合も、ダブル立直をすべきかどうかは慎重に判断しなければなりません。
たとえば、自分がトップ目の子でオーラスを迎えて、2着目の子との点差が11,000点だったとしましょう。
このとき、リーチ棒を出さなければ2着目の子に満貫をツモられても着順は変わりません。
しかし、ダブル立直をするためにリーチ棒を出していると、2着目の子に満貫をツモられると着順が落ちてしまいます。
自分がリーチ棒を出すことで他家が楽になる可能性がある場合は、ダブル立直を控えることも考えなければなりません。
3人麻雀で北抜き(ぺー抜き)後にダブル立直が成立するかどうかは取り決め次第
ダブル立直は、自分の最初の巡目が来る前に鳴きが入ると成立しなくなりますが、3人麻雀では「北」を抜きドラとして扱うルールがあります。
そのため、配牌に「北」があるとそれを自分から見て手牌の右手前の端のほうに抜き、抜いた「北」の枚数分だけ嶺上牌から手牌を補充するのが一般的です。
このいわゆる「北抜き(ペー抜き)」といわれる行動は麻雀の「鳴き」には含まれませんが、ルールによっては北が抜かれた時点でダブル立直の権利がなくなる場合もあります。
3人麻雀をする場合は、北抜き後でもダブル立直が成立するかどうかは対局前に確認しておくのが賢明でしょう。
3人麻雀で「北」だけでなく「春夏秋冬」のような花牌を使う場合も、考え方は同じです。
発声は「ダブルリーチ」ではなく「リーチ」でOK
立直をかけるためには、1,000点棒を場に出して「リーチ」と発声する必要があります。
そのため、ダブル立直をするためには「ダブルリーチ」と発声しなければならないと思っている方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。
発声は「リーチ」でOKですし、場に出す点棒も2,000点ではなく1,000点で大丈夫です。

天和・地和まであと一歩!麻雀でダブル立直でアガってみよう
ダブル立直は、配牌の時点でテンパっている、もしくは最初のツモでテンパったときにだけかける権利のある特別な立直で、通常の立直よりも1翻高い2翻役です。
最初の巡目からテンパっていることを対局者にわからせることで、相手はプレッシャーを感じながら打たざるを得なくなります。
ただし、手替わりによる手牌の価値や点数状況次第ではダブル立直をかけないほうがよい場合もあるので、ケースバイケースで判断しなければなりません。
ダブル立直をかけられるということは、あと一歩で天和や地和をアガれていた可能性があるということでもありますが、ダブル立直と天和・地和の間には非常に高い壁があります。
いつの日にか運の一押しによって天和や地和をアガれる日が来ることを信じながら、ダブル立直をかけましょう!