若者言葉「ワンチャン」の意味と由来!語源は麻雀って本当?

若者言葉「ワンチャン」の意味と由来!語源は麻雀って本当?
美園 京介

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美園 京介 (編集長)

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我々が話す言葉は日々いろいろな変化を遂げており、もともと使われていた分野とは大きく異なる分野で、意味もまったく異なる言葉として使われることもあります。

従来の意味と変化して使われるようになった意味、どちらか片方しか知らなければ、もう片方の意味を聞いたときにびっくりしてしまうかもしれません。

そのような言葉のひとつに若者が使う機会の多い「ワンチャン」があり、ワンチャンは実は麻雀由来の言葉といわれています。

本記事では、若者言葉「ワンチャン」の意味と由来を解説します。

併せて、「ワンチャン」以外に日常生活で自然と用いられている麻雀用語なども紹介するので、興味がある方はぜひ参考にしてください。

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目次

「ワンチャン」は麻雀由来の言葉?

「ワンチャン」と聞くと、若者が「よく耳にする言葉だ」と思うのと同時に、麻雀プレイヤーも「わかるわかる」と思うはずです。

しかし、両者はそれぞれ別の意味での言葉を思い浮かべていることになります。

日常会話での「ワンチャン」の意味・用法および、麻雀での「ワンチャン」の意味・用法を紹介します。

日常会話での意味・用法

日常会話で用いられる「ワンチャン」は、「もしかしたら」「ひょっとしたら」という意味で用いられることが多いです。

可能性は決して高くないものの悲観するほど低くはない、「1回くらいはチャンスがあるんじゃないか」というようなニュアンスの言葉です。

たとえば、並ばなければ購入できないような人気商品の販売初日に、列に並んででも買おうと思っていたのに、当日寝坊してしまったとしましょう。

一緒に並ぼうと約束していた友達に慌てて電話をかけて、「もう無理かな?」と聞いたら「ワンチャンいけるんちゃう?」と返事が返ってきました。

このように、「チャレンジしてみる価値はある」くらいの可能性を示すときに、「ワンチャン」という言葉が用いられることが多いです。

麻雀での意味・用法

一方、麻雀の文脈での「ワンチャン」は、「ワンチャンス」という言葉が少し短くなったものだと考えられます。

「ワンチャンス」とは、同じ種類の数牌の所在が3枚わかっているときに使える、「両面待ちに放銃する可能性が低い牌」を見つけるのに役立つ考え方です。

仮に、「8索」の所在が自分の目から4枚中3枚わかっていたとしましょう。

この場合、相手が残り1枚の「8索」をもっていなければ、「7索-8索」の塔子はできません。

そのため、「6-9索」の両面待ちになっている可能性は低いと考えられるので、「6-9索」を比較的安全な牌として考えることができます。

もちろん、相手が残り1枚の「8索」をもっていれば、「6-9索」で放銃する可能性はあります。

この場合の「ワンチャン」も、「6-9索」は通っていない牌ではあるものの、「通ることを信じて切ってみるだけの価値がある牌」といえるでしょう。

「ワンチャンを生かしてこの牌が通ればテンパイできる」というようなイメージで、用いる言葉や考え方です。

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ワンチャン以外に日常生活で用いられる麻雀用語

ワンチャン以外に日常生活で用いられる麻雀用語

「ワンチャン」は麻雀由来の言葉ですが、ほかにも日常生活の中で自然と用いられている麻雀由来の言葉は数多くあります。

ワンチャン以外に日常生活で用いらている麻雀用語を、紹介しましょう。

テンパる

麻雀では「必要な牌をあと1つもってくればアガれる状態」のことを「テンパイ」と呼び、テンパイすることを略して「テンパる」といいます。

テンパイは「アガりまであと一歩」の状態なので、アガりたい感情が表情や雰囲気に表れて挙動不審になってしまう方もいるかもしれません。

そこから転じて、「興奮している」「余裕がない」「焦っている」ような人に対して、「テンパっている」ということがあります。

たとえば、新しい家電を購入して早く使いたいものの、操作方法がわからずにイライラしながらやみくもに操作している方がいたとしましょう。

そういった方に対して、「そんなテンパらずに説明書読んでから操作しよう」といった形で使います。

麻雀用語としてはどちらかといえばプラスの言葉のはずなのですが、日常生活ではマイナスの側面が大きい言葉として用いられているのが、おもしろいところといえます。

安全牌(安牌)

安全牌(安牌)は、麻雀では「他家に放銃しない(する可能性の低い)牌」という意味で用いられる言葉です。

麻雀は得点を稼ぐことと同じくらい、得点を失わないようにすることが大事なゲームです。

放銃しなければ安全に無難に局を進めることができるので、そこから転じて日常生活では「安全な、危険の少ない、当たり障りのない」という意味で用いられています。

転職する後輩の送別会の席で、仲のよかった先輩として一言あいさつをしてほしいと頼まれたとします。

そんなときに自虐を含みながら、「いやーでも俺安牌なことしかいえないからなぁ」といった形で使うケースが多いでしょう。

オーラス

オーラスは「オールラスト」の略で、麻雀では「その半荘の最後の局」という意味で用いられます。

そこから転じて、日常生活では「イベントや一連の出来事の最後の局面」という意味で用いられることが多いです。

たとえば婚活パーティーでは、参加者同士がいろいろな相手と話せるように時間を区切って、男性が女性のもとを回遊するような構成になっている場合があります。

そのような構成の最後のブロックにおいて、司会者が「それでは本日のオーラス、みなさん最後まで楽しみましょう!」といったニュアンスで用いられることが多いでしょう。

面子(メンツ)

面子は、麻雀では「3枚セットの1組の牌の組み合わせ」のことを指し、「3-4-5」のような面子を順子(シュンツ)、「中-中-中」のような面子を刻子(コーツ)といいます。

牌が決められたルールのもとで組み合わさることで、「面子」と呼ばれるセットを構成します。

そこから転じて日常生活では、イベントなどでの「参加者、メンバー」といった意味合いで用いられる言葉です。

たとえば友人から、「そういえば明日の飲み会来るん?」と聞かれたとします。

行くかどうか参加者次第で決めようと思っている場合は、「まだ決めてないけど面子誰なん?」のような返事をするとよいでしょう。

対面

対面は麻雀用語では、「卓を挟んで向かい合って座る対局相手」のことを指し、たとえば自分が南家なら北家が対面です。

そこから転じて日常生活では、建物や物件などの位置関係が向かい合わせになっているようなときに用いられる言葉になっています。

街を歩いているときに道案内を頼まれて、行きたい場所がちょうど道路の反対側にある建物だったとしましょう。

そのようなときに、「あそこの横断歩道を渡ってもらってちょうど対面の建物がそうですね」といった形で用います。

ちなみに、読み方は「タイメン」ではなく「トイメン」です。

普通の文脈で「対面」のことを自然と「トイメン」と読んでいる人がいれば、「もしかして麻雀打つ人なのかな…」と推測できるかもしれませんね。

リーチ

リーチは麻雀用語では、「アガりまであと一歩のときに宣言することで成立する役のひとつ」です。

そこから転じて日常生活では、「何かを達成するまであと一歩の状態」であることを指す言葉になっています。

ビンゴゲームであと1つマスが開けばビンゴになるときに「リーチ!」と叫ぶので、麻雀由来の言葉のなかでは比較的馴染みのある言葉といえるでしょう。

また、問題をひとつひとつ解きながらステージクリアを目指すゲームなどで、問題が残りひとつになったときに「ようやくリーチだ」と呟くような方もいるかもしれません。

チョンボ

チョンボは麻雀用語で、「反則行為や反則そのもの」を表します。

たとえば、多牌や見せ牌などはチョンボに該当します。

そこから転じて日常生活では、「うっかりミスや注意不足による失敗」を表す言葉として用いられることが多いです。

朝急いで家を出てきたせいで、電車に乗るために必要な定期券を玄関に忘れたとしましょう。

駅に着いてからそのことに気付いたときに、「最悪やチョンボした…」といった形で用いるのが、自然な使い方です。

他の業界由来で日常生活で用いられる用語

他の業界由来で日常生活で用いられる用語

少し意味を変えながら日常生活で用いられている麻雀用語が、それなりにあることがおわかりいただけたと思います。

このように、その言葉が生まれた業界から飛び出て、日常生活で自然と用いられている用語は数多くあります。

他の業界由来で日常生活で用いられている用語を、紹介しましょう。

いの一番

「いの一番」は、もとは建築業界で用いられていた言葉です。

家の図面で柱を示すために、縦方向には「い、ろ、は、に…」横方向には「一、二、三、四…」と記号や番号を振っていました。

そのため、最初に立てる柱には「い」の「一番」が振られることから転じて、日常生活では「最初に、真っ先に」という意味で用いられるようになっています。

今話題の関西万博に行くにあたって、パビリオンをどのような順番で巡るかの計画を立てているとしましょう。

そのときに、「イタリア館は絶対に混むから、中に入ったらいの一番に行こう」といった感じで用います。

釘を刺す

「釘を刺す」も、もとは建築業界で用いられていた言葉です。

日本古来の建築では、建物を建てるときに釘を使わず、「くさび」を用いて木材同士を固定していました。

しかし、歴史が進むにつれて木材を固定する際にくさびだけでなく釘も追加で用いることで、木材同士をより頑強に固定するようになりました。

そこから転じて、日常生活では「念を押す」というような意味で用いられるようになっています。

高校の文化祭での演劇練習のために、土日に学校に集まって練習をする算段を立てているとしましょう。

一緒に練習する予定の友だちの物忘れが激しい場合に、「ちゃんと明日学校に来るようにしっかり釘を刺しておかないと」といった形で用います。

目抜き通り

「目抜き通り」は、刀に由来する言葉です。

目抜きは、刀の刀身と柄の両方の穴を通して固定するための金具である「目貫」を語源とした言葉です。

刀身にある穴は「目釘穴」と呼ばれ、「目」を「貫いて」固定することから、「目貫」と呼ばれていました。

この目貫が折れてしまうと、刀身が柄から抜けてしまって刀が使い物にならなくなるため、目貫は刀にとってとても大事なパーツです。

そこから転じて、目抜き(=目貫)が「とても大事なもの、こと」という意味をもつようになったことから、目抜き通りは「人通りの多い通り、主要な通り」という意味で用いられます。

不動産屋に物件を紹介してもらっているときに、「目抜き通りを一本入った路地裏にもおもしろいお店がたくさんあるんですよ」といった言葉を聞くことがあるかもしれません。

切羽詰まる

「切羽詰まる」も、刀に由来する言葉です。

切羽とは、日本刀の柄や鞘に接する部分である「鍔」の両面に添える薄い楕円形の金物を指します。

柄や鞘に接しているパーツなので、切羽が詰まってしまうと刀が抜けなくなってしまいます。

鞘から抜けない刀はいざというときに使いものにならないので、そこから転じて「どうにもならない状況」や「追い詰められている状態」のことを表すようになりました。

夏休みの最終日までほとんど宿題に手を付けずに、8月後半になって追い込みで自由研究や読書感想文などに手を付けている友達がいたとします。

その友達に「今日遊ぼうぜ」と声をかけても、「今切羽詰まってるから無理!」と断られてしまうのが関の山でしょう。

「ワンチャン」は麻雀が由来の言葉!

若者がよく使う「ワンチャン」という言葉は「もしかしたら」「ひょっとしたら」といったニュアンスで用いられますが、これは麻雀由来の言葉です。

ほかにも、「テンパる」「オーラス」など、麻雀由来でありながら日常生活で自然に用いられている言葉は数多くあります。

いずれも、元の意味のニュアンスをうまくとらえたうえで、日常生活で使いやすいような意味にカスタマイズされているので、これらの言葉が麻雀由来だと知らずに使っている方も多いでしょう。

ほかにも、さまざまな業界の専門用語として用いられていた言葉が、そのエッセンスのみを抽出されてより普遍的な意味の言葉として、日常生活で用いられています。

言葉の語源を探っていくと思わぬ発見があって楽しいので、少し気になる言葉があったときには、その語源を確かめてみるのもおもしろいかもしれませんね。

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この記事を書いた人

美園 京介 美園 京介 編集長

麻雀歴30年。全国の麻雀大会での優勝経験、麻雀初心者講座の講師。

麻雀をより多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、「初心者でもわかりやすく麻雀を学べるサイト」をコンセプトにこのサイトを運営しています。

特に初心者に向けた解説やルール説明に力を入れ、誰でも気軽に麻雀に親しめるように目指しています。

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